マンション傾き転居要請・・・日本の出来事です

本日の朝日新聞の夕刊にでている衝撃的なニュースです。

横浜市西区の2003年販売の11階建てマンション「パークスクエア三ツ沢公園」のうち1棟が傾き、住民に仮住居への転居要請をしたそうです。後日補強や建て替えを検討しているようです。

大手の不動産業者とゼネコンの組み合わせでまたも・・・ということです。今回は建物を支える杭が規定に反して強固な地盤に到達しておらず、建物が傾いたようです。

元々は渡り廊下のずれを住民が発見し、不動産会社に指摘。当初は「問題ない」としていたそうですが、住民側が一級建築士に調査を依頼。その調査により杭が支持層に届いていない可能性が浮かびました。

住民側の要請で不動産会社側は、ボーリング調査を実施、1棟の杭の長さが不足し、支持地盤まで到達していない可能性が高いと判明したそうです。ここに至り「安全と言い切れない」として、住民向けに仮住居を無償で用意し引越を進めています。他の棟も問題ないか調査を進めるほか、横浜市も報告を受け調査を始めたそうです。

このずれは、年々大きくなっていたそうです。新聞の写真をみると手すりの幅分ずれていたので、日本においてはあまり見ることのできない、かなりのずれが発生していたことになります。

地盤調査は万能ではなく、杭工事も一般の方が考えている以上に不確定要素を抱えています。ただ調査時にわからなかったにせよ、杭打ち時に確認することはできたはずです。杭の工法がわからないので何ともいえませんが。今回のが仮に設計施工のミスがなかったとしても、このような可能性があることは否定できません。確率を下げるためにはできるだけ地盤が平坦な地域を狙うくらいしかないでしょう。もっとも実際被害にあう確率はかなり低いわけですから、購入者側に責任があるわけではありません。今回のマンションは三ツ沢公園に隣接し環境は良いものの、周辺は結構高低差があり平坦ではないです。

大きな建物のこのようなケースは、影響も大きいです。もしかしたら大きな建物を建て続けることに対しての警告なのかもしれません。どうも大きな建物は安全!っていうイメージが近年ついてきましたが、小型な住宅にはないリスクが潜んでいるのを忘れてはなりません。