韓国の沈没船とおおさど丸

このたびの韓国の旅客船沈没の被害者の皆様に心からお見舞いもうしあげます。

佐渡島が、久々の新造船「ときわ丸」の就航で賑わっているのとは逆に、とんでもない事故が発生しました。詳細は報道に譲りますが、船の事故はこれほどまでの被害をだすものなのか、と船大好きな私も心が凍りました。

さて、そのときわ丸が就航し引退した船「おおさど丸」なのですが、今回の事故の旅客船「セウォル」と比較していました。

おおさど丸

1988年竣工 総トン数5373トン 定員1705人 全長131.9m幅21m カーフェリー

セウォル

1994年竣工 総トン数6825トン 定員921人(改造後) 全長146m22m カーフェリー

総トン数の違いと定員が逆転していますが、これは佐渡汽船が短い航路の船なのに対し、セウォルは、改造前の「フェリーなみのうえ」も那覇~鹿児島航路という長い航路の船で寝台やシャワー室などもある船だからでしょう。そういう意味では、おおさど丸よりセウォルのほうが若干大きい船だということがわかります。しかも長時間の航路にも耐えうる外洋用の船であることが想像できます。

さて佐渡では、大きな故障で長期離脱を余儀なくされた、おおさど丸のリプレイスの議論が高まり、このたび「ときわ丸」の就航、おおさど丸の引退になったのですが、セウォルはそれよりも新しい船で、しかも韓国へ売却時に改造が施されています。

荒い日本海で、しかも繁忙期にはピストン輸送をするという意外にハードな使われ方をしているおおさど丸と、どちらが老朽化が進んでいるか?判断はできませんが、古いけど船の寿命じゃなかったと想像しますが、だいぶ頑張っていた船だということは理解できます。そしてそれに全高が高くなる改造を施しているわけで・・・その改造に何か問題があったのかもしれませんが、そのあたりはわかりません。

船長以下、船員の技術やモラルも大切ですが、命を守り大切な人、荷物を運ぶ大切な船。やはり寿命もあります。佐渡島のおおさど丸引退は寂しい話ですが、事故などを考えると仕方がない話なのかもしれません。今回の事故でそう感じました。

来年は直江津~小木航路も新造船が投入される予定です。波の荒い日本海で、なおかつ島影に入りにくい直江津航路なので良い船が投入されるといいな。なんかオーストラリアの不思議な形の船みたいですが高速運航が可能なカーフェリーで期待度大です。