木造ラーメン講習会のモデルプランを考察

なんか釈然としない部分が多い、木造ラーメンの講習会のテキスト。住木センターでは、既に正誤表を載せるとホームページに掲載しているので、もしかしたら致命的な問題があるのかもしれません(ないかもしれませんが、過去のセンターの書籍の正誤表が膨大なことから・・・以下略)。またFAXによる質問票の送付期限、パワーポイント資料を希望できるなど、従来とは何か対応が違う部分があるので???です。まあこの段階で実務で使おうという方はいないと思うのですが。

周囲から質問が多かったモデルプランの耐力が高すぎるということについて・・・早めに結論が頂けると・・・・、というよりそもそもこの講習会は実験により木造ラーメンを検証してください的な存在なのかも??と感じてしまいます。おそらく集まった方々は設計、施工で織り込める「方法」を知りたかったと思います。少なくとも「手引き」にはその方法は、実験によって回転バネその他を求め、それを計算に算入してフレームの耐力を求め・・・という方法なので、実験できない環境のほとんどの設計者には無意味に思えてきます。なら実験結果をたくさん掲載してあるのか?というとそうでもなく、柱脚、梁柱、フレームの3種類で計7枚の参考資料のみ。う~ん。ただ、これから認証など木造ラーメンに本格的に取り組むのであれば、実験も含め良い指針ができたと好意的に見る人もいます。

さて、せっかくなので、モデルプランのフレームをFAP-3で入力してみました。モデルプランの場合、2種類のフレームがありますが、どちらも剛域・回転バネ(柱脚・梁)は同一というシンプルなもの。当たり前ですが・・・結果は・・・。ただ方法さえ示せば、案外簡単な「作業」となります。剛域が納得できない方はぜひぜひ検証してみてください。回転バネに関しては実験結果のKを利用するのですが、あまりにも余力がないし、Avgでは心配になる(柱梁はPB-1の結果が気になる。通常の試験では気にしなくてもいいのかもしれませんが、実務では施工精度の問題が大きい部位で、施工系の方々が気にしています。確率の問題になってしまうので)ので、う~ん。となります。まあ同様の形状なのに柱脚は乱れが少ないので、施工管理をしっかりすれば問題がないのかもしれませんが・・・。過去の金物工法の試験結果をたくさん見てきましたが木造のバラツキは案外こんなものかもしれません。だから木造ラーメンのように地震力・風圧力を受ける部分が少ない構造は嫌いです。ちなみに私(チキン)の試算だと両フレームとも思いっきり壁倍率(その表現が適切かも不明)が下がる(約2割)ので、少なくともこの壁倍率を採用することはないでしょう(ただの小心者)。まあ根拠がしっかり出てきて、国のお墨付きがでて、納得できれば別でしょうけど・・・・。

私は構造技術者じゃないので、あとは技術者に任せましょう♪それにしてもFAP-3は便利すぎる。入力をCADでやってしまえることが、こんなに楽とは。しかも密かに(?)、JWWやAutoCADで下図を書いてもそのまま読み込める(DRA必要ないじゃん・・・)ので平面フレームでは、非常に楽です(立体は勇気がないのでパス)。節点位置で線を区切れば・・・面倒なのはFAP-3で部材の番号を振り直すだけ!この作業が楽なので助かります・・・。