改めて「木造ラーメンの評価方法・構造設計セミナー」の案内を読んでみた

いろいろ疑問点があった上記セミナーですが、もう一度案内を読んでみました。どんな方向けか?(こんな方に最適)というところには、「木造ラーメンによる建築物や部分的に木造ラーメンを併用する住宅の構造設計を勉強したい方」と明確に書いてあります。たぶん申し込んだ方はそういう目的だったと思います。しかしながら題名は、「木造ラーメンの評価方法・構造設計セミナー」で、設計よりも評価方法が先に来ているあたり、名前と目的の乖離を感じるのでは??その当たりが違和感の中心なのかもしれません。

しかしセミナーの内容の部分は7行あるのですが、その内容は、こんな方に最適の部分ではなく、題名に近い話であるだろうな、と見て取れます。ここだけ読めば住木センターの事業の1つである「木造住宅新工法性能認証」の取り方のセミナーともとれなくもなく、構造計算のやり方や、その根拠を示す講習会ではないと思います。実際この案内に構造計算という文言は出てきていません。だとすると、やはりセミナーの内容は表題や案内通りであり、設計には実験がかなりの部分で必要であり、その実験方法や評価方法がセミナーの中心であったことに納得はいきます。たぶん「こんな方に最適」の部分がちょっと悪かったんでしょうね。納得です。

実際、大きな会社はともかく、小さな町の設計事務所では、アイデアが思い付いても、それを実験したり評価を受けたりするのは金銭的にも時間的にも難しいことです。やはり大臣認定を使った工法や部材をうまく活用して設計するのが主流かもしれません。J耐震開口フレームなどは、ものすごい時間と努力と資金を・・・という話を講演で聴いたことがあります。構造解析や計算だけで何とかなる話ではありません。解析ソフトで高度な構造技術者が解析すれば出来る・・・と思っている人がいるのですが、このセミナーの手引きを読んでいると、それが夢想であると感じます。長年の施工・設計経験も重要でしょう。アイデアや知識ももちろんですが。そういったことの一端が垣間見える手引きで、逆に非常に興味深く読んでいます。