災害に限らず停電すればパソコンは使えません。ノートパソコンなら大丈夫なのでは?と思うかもしれませんが停電すればネットもNASもサーバーも使えないので、パソコンとしての能力を発揮し続けることは困難です。そうなると停電時に必要なことは、その時点で編集しているファイルなどを無事に保存し、安全にパソコンの電源を切ることです。
その意味ではバッテリーを搭載しているノートパソコンは理想的です。ビジネスでノートパソコンが多用されている理由が分かりますね。ノートパソコンは小型省スペースですし、省電力です。今はピークシフトにも対応しており電気代削減にも効果があります。
次に、バッテリーやUPS内蔵のパソコンです。この場合、パソコンの消費電力やディスプレイや周辺機器の問題がでるものがあり、ノートパソコンほど威力を発揮しないものがあります。それでもある意味理想的なのはMouse Pro Aシリーズでしょう。実用的な21.5型タッチ対応ディスプレイを搭載している一体型。価格も手ごろでインターフェイスも豊富です。バッテリー搭載していますから、巨大なタブレットパソコンのようです。仕様などは若干古さがでてきましたが、Office用途ではかなり使えるパソコンでしょう。
エプソンダイレクトのEndeavor PU100Sも同様のコンセプトです。液晶一体型でバッテリーを搭載可能です。タッチ操作が不要ならノングレア液晶は魅力でこちらも選択肢に上がるでしょう。
最近流行のタブレットも同様の使い方ができますが、画面が小さいのが難点。外部ディスプレイに接続してディスクトップ化するのも悪くありません。Surface Pro 2などはかなりのマシンパワーを持っていますから通常使用で問題になることは少ないでしょう。またソニーやヒューレットパッカードからでている巨大タブレット(VAIO Tap21やHP ENVY Rove20など)も新しい使い方ができる上、停電時などに安全に運用できそうです。
若干高めですが、このようなものを会社に導入していくというのも災害対策です。次回のパソコン導入時にちょっとだけ考えて頂けたらと思います。