同クラスはやっぱりSky WALKERです。メーカーから考えるとおなじところが作っている可能性もあります。もっともSky WALKERは60mm対物なのでスペック的には上ですね。価格もSky WALKERのほうが高いです。
 直接二つを見比べたことはないのですが、三脚は同じっぽい。写真で見ると同じところに水準器がついていますから。
 おそらく見え味は当たりはずれがあるのは両機種とも同じ。調整さえできれば案外見えそうなスペックです(両方とも見たことがありますが、低倍率なら案外使えます)。接眼レンズは、TS50が二種類に対しSW2は三種類。アメリカンサイズですが接眼部がアメリカンサイズのSW2が有利です。TS50は細くアダプターで強引に取り付けています。しかもSW2は目玉のデジタルアイピース付属でノートパソコンに取り付け撮影までできます。まあ月とか鳥くらいしか撮影できないと思いますが、これは楽しい利点です。一方TS50は扱いやすい45度正立プリズムがついています。地上は非常に見やすいですし、天文でも扱い安いです。しかもアメリカンサイズ変換が始めから内蔵されているので非常に便利です。SW2は天頂プリズムがついていて、頭上の観察には有利ですが、地上を見るにはまったく向いていないのが残念です。またこのクラスでは意味がありませんが、SW2はカメラを接続して撮影できます。TS50はコリメートなのでこの点もSW2が有利です。
 ファインダーはSW2は電池式のポインターなのに、TS50は光学式です。ここは圧倒的にTS50が有利です。
 しかし移動・収納用のリュックが付いていて小型軽量のTS50は、移動観測に向いています。販売価格も若干安め。地上観察もしたい、という方にはこちらのほうがお勧めです。
 はっきり言います。両方とも天文用として期待して買う商品ではありません。おそらく月面は満足、木星のガリレオ衛星(運が良ければ縞模様??)、土星の輪(かなりかわいい)、くらいしかまともに見ることはできないでしょう。2万円以上の望遠鏡なら、それなりに見えるものもありますから。しかしこの2機種は信じられないくらい軽量(だから揺れる)ですし、組み立ても信じられないくらい簡単(構造は同じです)。そういう意味では移動しながら使う事を前提とすれば案外良い選択です。特にリュックが付いているTS50は、リュックに三脚と望遠鏡を入れても隙間が沢山あるので、他のモノを入れて運ぶことも問題ありません。今回TS50を試してみて、新たな魅力を感じました。


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 とにかく軽量で地上観察にも向く。性能はあまり高くないが、価格も安め。移動しやすリュック付きです。

投稿者 しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。