設計事務所に遊びにいくことが多いので、設備投資などについて相談を受けることが多いのですが、最近の設備投資で異常に多いのが、大型ディスプレイです。価格が安くなったというのが大きいですが、ブラウン管(・・・)や15インチクラスの旧型からの買い換えが多いようです。言うまでもなくCADなどの作業性はディスプレイで決まるといっても過言ではありません。サイズも一頃多かった21~23インチクラスだけでなく、27インチクラス以上のものも良く見かけます。もはやハイビジョン未満は見かけなくなりました。高解像度の魅力は一度使ってしまうと・・・ということでしょうか??それを考えると本舗のディスプレイは設計部長と私の以外はハイビジョン未満なので時代遅れなのかもしれません。
 あと多いのが耐震診断ソフトの導入。これは意外でした。最早木造耐震・・・という時代ではないのですが、見積もりを取ったり、していますね。私もよく相談されます。また意匠事務所なのにDOC-RCなどの鉄筋コンクリート系の耐震診断ソフトについても相談されます。やはり沿道耐震などの影響でしょうか??鉄筋コンクリートの耐震診断の場合、金額が大きいですからね。もっともコア抜きなど外注費も馬鹿になりませんから、ご注意を。
 一頃にくらべてノートパソコンの購入が減ったように思えます。またデルが多かった一時期に比べ、メーカーもばらけてきていますね。国産をあまり見ないのが残念ですが。
 あと今さらながら、タブレットも増えてきました。iPadが圧倒的ですね。画像がきれいで、扱い安いからでしょうか?アプリも多いですし。WiFi運用が圧倒的!と思っていたのですが、意外にソフトバンク・auの契約も多いです。やはり屋外で使う事を前提にしているとWiFiでは不便だと感じているのでしょうか??
 私が回っているところでは、BIM導入の話は聞きません。まだ限定的なのでしょうか??府中あたりでは必要ない!と感じていますが、今後どうなのでしょうか??さらに有料のCADを購入しようとする方が増えています。この時代になぜ??と思うのですが、フリーのCADの減少、JWWのバージョンアップがないこと、設計における要求の高度化などが原因だと推測できます。だったらBIMに・・・とはシンプルにいかず、VectorWorksやAutoCADといった旧来のものが好まれているようです。特に若い世代では顕著です。

投稿者 しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。