あまり周期は考えたくはないのですが、濃尾地震の記事を目にしたとき、これをどう扱えばいいのか?考えます。
濃尾地震は1891年に発生しました。いうまでもなく日本史上最大の内陸地震(直下型地震)であります。といっても日本人が体系的に地震を記録しはじめてから、わずかであり過去になかったとはいいきれません。
さて、似た地震の候補は、745年の美濃の大地震、1586年の天正地震。いうまでもなく等間隔ではないです。ただ大地震が発生した地域には、過去も似た事例があることは知られています。特に東海・東南海・南海地震は有名です。しかし等間隔でもなく、確かな規則性が認められるわけではありません。
濃尾地震は、発生の3日前に揖斐川流域を震源とするM6.0という比較的大きな地震が発生しています。
経験やデータは人を賢くする反面、思い込みなどを発生させる危険もはらんでいます。難しいですね・・・。地震学者等が、はっきりしたことを言わない理由がなんとなくわかってきます。