・MP C3302 SPF(リコー)
言わずと知れたリコーの定番機。使いやすいタッチパネル、日本向けの用紙対応、チルト対応の操作パネル、やっぱり便利すぎるMyホーム画面。豊富なオプション群・・・小規模事業者のツボを押さえる卒のない作りはさすがです。もう少し評判が良くなってもおかしくないのですが・・・やっぱり割高なのか・・・。
・MPC4001it(リコー)
ファイルサーバー、UPS(無停電電源装置)を搭載した高性能機。この仕様は各社真似て欲しいところ・・・といいつつ、動いているところ見たことない・・・。売れているか?それだけが不安要素でした。何気にちょっと世代が古いのも気になりました。いまどき100GBではね・・・。
・DocuCentre-IV C2263(富士ゼロックス)
富士ゼロックスでは低価格機になる小型な優良機種。しかし上位機種と比べて機能差、性能差は歴然。しかも機能を組み合わせると案外安くなかったりする。割り切れば非常に良い機種ですが、今回は選外。最近周囲ではこの機種の導入が多いな・・・。悪く無いけど上位機種のほうが幸せがいっぱい!!
・DocuColor 1450GA(富士ゼロックス)
オンデマンド向けの印刷機能が好評な複合機。この機能で専用プリンターではなく複合機にしようとするゼロックスは偉い!非常に品質の高い印刷は驚異的です。またビジネス機として使える印刷速度も二重丸。ただし長すぎるウォームアップ時間など設計が若干古いのが残念。そこさえなければ、今回選んでいただろうに・・・。
・LP-M60FTC3(エプソン)
低価格な多機能複合機の代表。現在お得祭りモデルですね。比較用にスペック検討。さすがにスペックに現れない部分は・・・ですけど、スペックは過不足ないですね。このクラスはインクジェットと比較されると厳しすぎるので、逆に選択しにくいですね。A3インクジェット複合機なら5万円程度で買えますから。
・C5235F(キャノン)
基本性能は非常に高いのですが、家庭向けの機種の良さがまったくといっていいほど取り入れられていないのが悲しいです。キャノンじゃなきゃ良い機種といえるのですが、キャノンだからこそ期待してしまいます。オプション、操作性もいいのに、あのデザインと時代錯誤とも思える先進性のなさがマイナスか?
・MX3640FN(シャープ)
シャープもこのクラスになると、やっと使ってみたいと思える機種が増えます。評判の悪すぎる代理店と、低価格機の??と不思議なオプション群はマーケティングで迷走している同社ならでは!と感じます。さて、本体からWEBアクセス可能なのは画期的です。そこから印刷ができるというのは、地味に便利です。まあ必要あるかどうかは別ですけど。スマートフォンを出している会社らしく画面のタッチ操作は快適。印刷データを保存でき、320GBと大容量(使える容量は??)で、案外使い道は多いと思います。プラズマクラスターを搭載できるのも斬新といえば斬新(・・・)。いろんな部分の中途半端さがなくなれば、良い機種になるのに。残念!!
さすがに、不安な機種は少なくなりましたね(低価格機を除く)。これからは付加価値と、スペックに現れない操作性ですね。シャープのようにスマートフォンっぽい操作というのも今後検討するに値するかもしれませんが、現時点では戸惑う人が多いと思います。キャノンのように頑なにビジネス機!というのも時代錯誤かもしれませんが、逆に安心感は高いです。そのあたりのバランスは、リコーはさすがに高く、売れ続けている理由がよく分かります。ゼロックスは2000年代の躍進の理由である長所が、他社にうまくとりいれられている以上、欠点の改善に着手する時期なのかもしれません。価格の低下はどの会社も望んでいないわけですから、各社とも高くても売れる機種を投入し続けてほしいものです。