Z金物だと25kN対応までしかない、ホールダウン金物。しかし最近の建物は頑丈でその分、仕口にかかる負担も大きくなります。絶対に足りません。というわけで、35kN対応の金物も普通にS金物で流通しています。そして栗山百造の40kN超という金物も販売されています。
 それでも足りないと言う声があるのでしょうか?カナイからシークホールダウンC-HD50Sが発売されています。名前の通り50kN対応です。アンカーボルトも指定の物があるので、非常に特殊な製品です。ここまで来ると基礎の設計や仕様や施工もかなりシビアに本格的に行わなければなりません。ちなみに専用アンカーボルトの埋込み長さは360mm、基礎幅は150mm以上確保が条件なので、この条件だけみればそんなに厳しくない・・・と思う人もいるかもしれませんが・・・結構怖いですね。
 ちなみにツーバイフォー用も発売されています。ツーバイフォーも金物不足のケースが増えてきているので必要なケースが出てくると思います。

投稿者 しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。