月別アーカイブ: 2013年1月

木造構造計算・耐震診断の歴史

 設計の仕事をしていると、過去のデータや年代を知りたいことはあります。しかしネットがない時代のデータは案外少ないです。そこで、個人的に木造構造計算や耐震診断の歴史をまとめた年表を作りました。そしたら案外好評で、こんなものも追加したら?などとの声もあり、増大化しています。ちなみにそのページがこちら。

木造構造計算・耐震診断の歴史なまあず本舗設計室

 最初は、地震と建築基準法でしたが、ツーバイフォーの情報を取り入れたり、関連業者の年代を取り入れたり・・・そして、その時代背景がわかりにくいので、一般的な主要歴史も入れてくれ・・・。というわけでなんだか膨大になってしまいました。ただ読み物として面白い、という評価もあり・・・。
 今となっては非常にアクセスの多いページなので、重点メンテナンスを行っていきますが、今後は見やすく、探しやすく工夫する予定です。それにしてもDRA-CADとArchi-Trendの発売年が同じだったり、スーパーマリオと一太郎が同じ年だったり、米国同時多発テロと旧グレー本が同じとしだったり・・・意外な事実がわかりますね。

建築基準法の「最低の基準」の意味

 建築基準法の厳格化は必要と考えるのが普通ですが、厳格化していくと勘違いしてしまうことがあります。つまり厳格に守る=建築基準法を守る、ことが建物にとって良いことなのだ!という勘違いです。
 言うまでも無く守るのは当たり前です。建築基準法第一条を紹介します。

(目的)
第一条  この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。

 はい。目的条文です。ここには「最低の基準」を定めるとあります。つまり建築基準法は必要最低限なのです。つまりここで満足してはいけないと、暗に明示しているのです。もしこれを守れば十分と考えているなら「基準」でいいわけです。あえて「最低」と非常にインパクトのある表現をいれている意味を、設計者のみならず建築関連の仕事をする人は重く受け止めなければなりません。
 最近、法を守ることばかり考えている設計者が増えました。守らないよりマシですが、守りさえすればいい!みたいな安易な考え方は改めるべきです。構造屋さんも仕事とはいえ、基準法ギリギリのような構造を目指して良いのか?あらためて考えるべきです。数値だけの話ではありません。数値に表れない、法規にあらわれない部分も、技術者として考えるべきで、法律にないから、と言い訳してはいけないと思います。自戒を込めて・・・

AtermWM3800R

 昨年3500Rを買った私にとっても納得の進化です。買い直そうとは思いませんが、非常に魅力的な進化を遂げています。まず小型化・軽量化。約70%だそうです。名刺サイズ並です。ただし3500Rでも重さ、大きさは十分満足です。更に進化したと言うことです。嬉しいのはバッテリー容量や電波状況が分かる有機ELディスプレー搭載です。電池の容量などがわかりにくかったですからね。3500Rは。
 一番嬉しいのは、スマートフォンから、リモート起動が可能になったこと。うまく使えばバッテリー運用がかなり効率的になりそうです。
 バッテリー駆動時間は連続通信時で約8時間。これで十分と思うか足りないと思うか?私は若干不足かな?と思うことがありますが、うまく使えば1日持ちます。
 悲しいのが、毎度変わるクレードル。良い商品だけに、流用できる仕組みを作ってくれたらな・・・と切に思います。


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iPad Retina 128GBモデル

 iPhoneでもiPadでもiPod touchでも容量が大きいことにこしたことはありません。ただクラウドの急激な進化、通信速度の高速化によって、それほど必要ではないのでは?という意見も根強いです。まずはアップルが仕掛けてきました。iPadの128GBモデルを発表したのだ。やはり端末内に情報を入れておきたいという需要は強いのだ、と実感しますね。パソコン並ですからね。この容量。
 確かにビデオなどを入れたいですね。これだけキレイですと。それなら128GBでも不安が残るわけですが、従来に比べたら倍以上なわけで安心感がだいぶ違いますね。
 簡単操作だからこそ入れておきたい!私もそう思います。ただ落としたとき、壊したときのダメージが大きいです。容量を大きくする以外の対策は個人個人で考えておく必要がありそうです。

50kN用のホールダウン金物

 Z金物だと25kN対応までしかない、ホールダウン金物。しかし最近の建物は頑丈でその分、仕口にかかる負担も大きくなります。絶対に足りません。というわけで、35kN対応の金物も普通にS金物で流通しています。そして栗山百造の40kN超という金物も販売されています。
 それでも足りないと言う声があるのでしょうか?カナイからシークホールダウンC-HD50Sが発売されています。名前の通り50kN対応です。アンカーボルトも指定の物があるので、非常に特殊な製品です。ここまで来ると基礎の設計や仕様や施工もかなりシビアに本格的に行わなければなりません。ちなみに専用アンカーボルトの埋込み長さは360mm、基礎幅は150mm以上確保が条件なので、この条件だけみればそんなに厳しくない・・・と思う人もいるかもしれませんが・・・結構怖いですね。
 ちなみにツーバイフォー用も発売されています。ツーバイフォーも金物不足のケースが増えてきているので必要なケースが出てくると思います。

振動測定用加速度計導入を考える

 まあ、このようなことを考えるのは学者か、アイデアマンかどちらかであって、本来必要のないことなのかもしれませんが。
 技術の進歩で、加速度計も超小型のものが実用になってきています。私も昨年から商談や技術チェックなどを行っています。あとは価格の問題かな~と思っています。加速度計も、単体で使える物、パソコンにつないで使える物といろいろありますが、記録ができなければ意味がありません。データロガー(計測したデータを記録するもの)がついている超小型のものや、パソコンに接続して記録データをはき出すものが欲しいです。
 単体のもののほうが便利ですが、バッテリーなどの問題があります。パソコンタイプはUSBから電源供給できるものもあるので、何かと便利です。ネットワークで接続できて、建物のいろんな箇所を同時に記録できるものがあったら買うんだけどな~ケーブル配線が難しいから無線LANかな~ビデオと同期ができたら~などいろいろ考えてしまい、なかなか導入に踏み切れません。
 建物は同じ建物でも位置や高さによって振動は変わってきます。また形状がまったく同一の建売住宅のようなものでも、地盤によって振動が変わってきます。研究者がいずれ様々な研究成果を出してくれると思いますが、たぶんしばらくはデータ不足でしょう。実務をやっている人間もちょっと研究を、と思います。まあ忙しいから難しいのですけど・・・

構造計算数値が同じでも・・・

 木造3階建てのみならず、木造住宅は、構造計算をしなければ!との声が増えています。私もこの意見には賛成でした。今もその考えには変わりがないのですが、ちょっと心が揺れています。
 構造計算は数値的に、法的な基準に対して安全かどうか?出てきます。しかしこれは指標の一部であって、建物の絶対的な強度や揺れ方の基準ではないのです。もちろん基準を守ることは大切です。これは過去の研究などによってはじき出されたもので、何の根拠もないものではありませんから。
 最近も工事の過程で、数字がほとんど変わらない補強で一定の効果を上げました。そして木造3階建てでも似たような手法を取り入れて効果がでました。あくまで欠点を是正しているだけなのですが。昔から言われていた住宅設計の原則を守らないで設計する設計者が増えたからでしょうか?計算至上主義の設計者もいらっしゃいますし。やはり建物の基本原則は守るべきものであって、それを守らない場合は、それなりの補強や対策が必要なんだと。そしてそれをやることが設計者の仕事の一つであると。そして設計の無理はやはり避けるべきだと。
 もちろん物理の法則通り、ある程度の強度がなければ、それも無理なわけで、古い建物の耐震補強は絶大な効果があるはずです。ただ効率的にできるかどうか?効果的に補強ができるかどうか?そこが設計者の腕の見せ所なんだな、と感じます。

自分の本拠地じゃないと・・・

 両親が駄菓子屋を始めて2ヶ月。設計事務所を30年以上やっているとはいえ、店は初めて。いろいろな部分にほころびが見えています。こういうのは人の(身内とはいえ)店だから気がつきます。そういう視点を自分のショップにも当てはめてみようかな?と思います。
 何しろ、整理整頓ができていなくて・・・。散らかりすぎです。それを今日指摘しました。そういえば、うちのショップでも・・・人の振り見て我が振り直せですね。あと、子ども向けのチラシを店外に貼っているのですがどう考えても子どもの身長より高い位置に張ってあります。このような部分に気がつかないですね。設計事務所のような大人を相手にしている仕事では。いろいろ気がつきますね。それはそのまま私の店や事務所にも言えるわけで・・・。
 両親のために開いた店ですが、自分のためにもなっています。私も年取ったとはいえ、まだまだ成長しなければ!

Norton Zoneというオンラインストレージ

 あのノートンが関わっているオンラインストレージサービスNorton Zoneが5GBまで無償で利用可能だそうです。現在パブリックベータ版らしく米国で提供の見込み。このブランド力は絶大ですね。果たしてその信頼性の評判に傷がつかずに素晴らしいサービスになるのか?要注目です。アメリカのページを見る限り、現在あまり情報が多くはありませんが、いろいろと期待できる文言が並びます。今後に期待です!

ハウスメーカーは大丈夫なのか?

 絶滅危惧種の設計事務所がいうのも何なんですが・・・ハウスメーカーが心配です。建売業者も心配です。住宅産業が駄目になるのでは?と非常に心配です。まあ他人の心配をしていられる立場ではないのですが(爆)。
 先日とあるメーカーのショールームに行ったのですが「欲しい家がない」。どこも同じような感じ。一昔前にあったような個性が・・・なくなっていました。日本人はみんなと一緒がいい!という国民性ではあるのですが。あまりにも没個性です。一方、建築家の方々は、奇抜さとかが相変わらず多く、生活感がありません。仕事が好きすぎて生活感がありません。デザイン本位か人物本位なのでしょうか?私が依頼したい!と思える人はいません。
 そろそろ「空飛ぶ家」とか「業界初(本当の意味での)」とか、「坪500万円の家」とか発表して欲しいと思います。景気対策など打ってくれると期待したり、消費税で悲観的な意見を述べたり・・・そんな悲しい業界には成って欲しくないです。
 といいつつ絶滅危惧種なので、自分の心配をしてみます。とりあえず、良い仕事をスピーディーに行おう。その積み重ねだけでは駄目で、常にレベルアップを図ろう。まだしばらく現役で仕事を行おうと思います。今年は本格的に現場復帰です。