東日本大震災後、間違いなく余震は多かったです。しかし大地震が多い!というのとは異なっています。では地震が多かった時期とはいつでしょうか?

 私は第2次世界大戦の前後と答えます。この時代は当然戦時下で、地震以外に大変な時代でした。しかし大地震の発生という意味でも、過去に類を見ないほど集中していた時期でもありました。
 昭和18年の鳥取地震(死者1000名超)、昭和19年の東南海地震(死者1000名超)、昭和20年の三河地震(死者2000名超)、昭和21年の南海地震(死者1000名超)、昭和23年の福井地震(死者3000名超)と、5年間、毎年のように死者1000人以上の地震が発生しているのです。これだけ集中していることは、過去でも珍しいですが、この先ないとも限りません。このとき、核となる地震は、南海・東南海地震でしょう。巨大な地震の前後には大きな地震が発生するのは、過去のデータからも容易に推測できます。その点で今回の東日本大震災は、一ヶ月後の余震以外は、巨大な地震は皆無です。その点では恵まれているのかもしれません。今のところは。

投稿者 しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。