システム設計、方針などがきちんとしていないと、後から問題が出てくるのです。それは仕事でもソフトウェアでも一緒。今日はHOUSE-DOCについて。実際は他社のソフトも似たようなところがあります。
 まず、Ver2とVer3の混用が非常に難しいこと。ファイルの互換性がほとんどないのに(形状ぐらい??)、ファイル形式が同じ。エクスプローラで起動させることが多い私にとって、これは使いにくい。しかも見た目でVer2かVer3かもわからない。診断件数が少ない人にとってはいいかもしれませんが、現在の私の事務所は非常に診断、補強が多いです。
 次に、壁属性の記号を大幅に変更したこと。マニュアルも変更だったので仕方がないのかもしれませんが、覚えていた記号が違う壁に割り当てられるのはかなり不便。年取ったな・・・といわれればそれまでですが。
 そして、Ver2からVer3へのファイル変換機能が搭載されていないこと。一般診断から精密診断に切り替えの「壁工法対応指定」のようなプログラムを始めから搭載することをなぜ考えなかったのか?また将来的に同社の他のプログラム(HOUSE-ST1とかHOUSE-省エネとか)との連携を考えてのファイル形式の変更はなぜ実施しなかったのか?あまりに考えがなさすぎます。専門ソフトはだいたいそうですね・・・。
 今日もVer間の違いでイライラ。まあ過渡期だから仕方がありませんね。そのうち慣れるでしょうし、Ver2を使うのもあとわずかでしょうから・・・。

投稿者 しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。