若者の就職難が騒がれて久しいですが、若手とはどのような世代なのでしょうか?先日、某業界の若手建築士の集まりに行ってきましたが、そこでは50才未満を若手というようです。なかなか曖昧な表現なのですがね。この世代を若手と行ってしまうと、その10代や20代は何なんでしょうね。某青年会議所は、40才までという規定があるようです。せいぜいこのあたりまでが妥当だと思うのですが。
 独立系の設計事務所なら、それなりに経験を積まなければ独立はできません。22才で大学を卒業して2年間の修行で一級建築士試験の受験資格を得られます。なかなか1回では合格しません。そして合格後、3年以上設計業務を行うと、設計事務所を開設できる管理建築士になれる講習を受けることができ、管理建築士になれます。つまり30代にならなければ、1人では独立した設計事務所は設立できないことになります。もちろん、管理建築士を雇って!ということなら可能です。また実際には、管理建築士要件を満たしたからって、その時点で独立!というのは少数派でしょうから、30代の独立した建築士はかなり若手で、40代でも十分若手!といえるのかもしれませんね。
 業界などによって感覚が違うと思います。個人的にも感覚は違います。ただ年齢は確実に存在します。それをはっきりいうのは日本の文化にそぐわないのです。そのためあいまいな表現が多いのかな~と感じる今日この頃です。

投稿者 しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。