耐震診断・建物調査の憂鬱

 最近??な依頼が多くて参っています。ただし依頼する側に非がない場合もあるので、悲しいです。どちらにせよ建物の設計というものは平成に入っても古代的だったということが、次第に分かってきました。
 先日、とある役所の担当者とお話ししていたときのこと「あの物件(たまたま両者とも知っている建物)は軽量鉄骨だけど(担当)」私「そうなんだ・・・」。
 はい。建物は間違いなく重量鉄骨でした。やたら軽量鉄骨と言い張っていましたが見たら間違いなく重量鉄骨。もちろん図面も計算書もそうでした。せめて建物を見たならきちんと判断してよ・・・。
 写真と確認申請の時期が違う物も。いったいどうやって建てたんだろう??日付判断が難しすぎます!
 そして・・・木造の確認申請書。図面がきっちりして確認済印もある。しかし大工さんは、「あれは鉄骨だよ」「・・・・」
 大工さん正解!図面は木造で確認申請出しておきながら鉄骨造になっていました。あくまで過去のことですし、すでにない会社です。それにしても大胆!
 最近は、既に製造されていないアスベストを図面に指定してあり、泣く泣く調査費用を見積もったりもしています。構造計算でも平成10年くらいまでは普通にアスベスト含有材料で重量計算している物件もありましたからねえ。
 ただ、当時の建物は駄目なものもありますが、案外現場できちんとチェックしていたり自分の責任のもと施工図を起こしているので、即危険というものは少ないです。最近みたいに図面通りにつくればいい!みたいな風潮は逆に危なさも感じます。
 そんなわけで、いろいろな作業がどんどん積み重なっています。今日はRC造の耐震診断。何もなければいいのにな~。