日別アーカイブ: 2012/07/04

告示を守っていない2×4

 耐震診断をしていると、2×4住宅(ツーバイフォー・枠組壁工法)の耐震性が高いことが理解できる。といっても古めの建物のこと。新しい建物はそれほど違いはない。理由は、ツーバイフォーは日本に導入された当初から、構造用合板と石膏ボードといった面材で作られているので、耐震診断で耐力が出やすいのだ。そのため診断時は図面だけでやってしまう業者さんなどがいます。まあそれでもそれほど間違いがないのだが、釘ピッチは注意が必要です。
 最近、調査したツーバイフォーは釘ピッチがバラバラです。石膏ボード耐力壁はピッチが10センチなので、結構密に打たれているはずです。しかし案外守っていません(涙)。20センチといったことが多いです。その場合釘ピッチで低減しなければなりません。まあそれでも結構な強度をもっていることが多いのですが。
 現行の耐震診断では告示を守らなくても診断できます。チェック機能がないから告示チェックを行っている診断者は少ないと思います。だから釘ピッチも、開口制限もスタッドに関してもチェックできていない場合が多いです。今回は開口が前面の1/4以上あり告示違反でした。そのため診断では偏心低減が激しく、耐力が著しく下がっていました。逆に告示違反でなくても偏心率で計算するので、強度不足に陥る場合もあります。診断項目が異なるので仕方がありませんね。
 本舗ではツーバイフォーの耐震診断は、サーモグラフィーを活用して、劣化部分や雨漏り部分を検出する精度を高めています。さらに工夫を重ねて良い診断ができるようにしたいものです。

kintoneを試す

 サイボウズOfficeのカスタムアプリにすっかりはまっていますが、知り合いから「kintoneとどこが違うの?」と私も思っていた質問がきましたね・・・。さっそく試してみました。お試しなので細かいことは書きませんが(以下の文章のほとんどは試用感ではなく、カタログやHPの情報からです)、カスタムアプリが旧来のデヂエをそのまま移行してきたタイプのものに対し、kintoneは、クラウド時代の新型のデータベースとして作られているんだな、と勝手に解釈しました。kintoneのほうが操作は直感的です。特にアプリ?を作るときのフォーム設計などは本当に簡単で直感的です。レポート集計機能もグラフが5種類あったり異なっています。またタブレット端末でも見やすいようで、設計が新しいことが理解できますね。
 残念なのが、メーカーの記事では作成できるものが、ほぼデヂエやカスタムアプリとダブっていて独自の良さが実感できるマニア層以外には、意外とわかりにくいのではないか?という点です。またexcelからの乗り換えを意図している部分もあるのですが、意外とexcelからの乗り換えユーザー対策は少ないです(触ってから改めて感じました)。ただ、非常に可能性を秘めた商品であり、今後ユーザーがどんどん良い使い方を考えてくれそうな感じがします。現場レベルで作れることが最大の強みであり現場の考えを即アプリにできるというのは非常にすごいことです。個人的には、もう少し可能性がある商品に感じ期待せずにはいられません。このようなサービスが世の中的にも増えてくるんでしょうね。私のような古い人間には、ついていくのが難しい時代になってきました。
 もし用途が同じであっても、グループウェアはいらないよ!という人もいると思います。そんな場合は迷わずkintoneなんでしょうね。何しろとっつきやすいし、作っている最中に迷うことは少ないです。カスタムアプリもわかりやすいのですが、設計された時代の差を感じます(悪いという意味ではありません)。しかしサイボウズOfficeと簡単に連動できるカスタムアプリは、その存在自体価値があります。私は今のところカスタムアプリで行こうと思っています。
 試用なので、ここでは書けない魅力等もあります。無料体験もできますので、是非触ってみて欲しいです。

無料マニュアルの発行の意味

 たまに聞かれます。無料のマニュアルなんて作って無料ダウンロードさせて何の得になるのか??それも有料版がないものもあるっていうわけだから、理解に苦しむのは当たり前です。当然、企業としてやりはじめたわけだから、何か利益に結びつかないと継続の意味はありません。
 金銭的な部分はともかく(広告も入れていませんので収入はありません)、一番の効果は、世の中の動きがわかること。ニッチな業界なもので、なかなかきちんとしたマーケティングデータはありません。驚くべき事に、特定のダウンロード商品は、ダウンロードされている時期が限定されています。その時期は、ソフトの売上げや、各設計業務に、先駆けて連動している傾向があります。つまり需要予測がしやすくなるのです。過去2回、その予測に成功しています。これだけでも無料で質のよいマニュアルを作る意味はあります。もちろん執筆すると理解度が飛躍的に向上するというのも魅力的です。実務能力ではなく、説明能力がアップします。ですから実務だけやっている人にはわからないかもしれません。個人情報は年齢と職業と都道府県のみ参考にさせていただいています。特に都道府県は意味があります(東京はほとんどないのが面白いです)。
 ちなみに3回目の波がやってきています。今回もこの予測が当たるのか?個人的にも興味があります。