構造設計一級建築士講習の修了判定の発表

 最近、話題も少なくなった感のある構造設計一級建築士。今日合格発表(修了判定)日でした。
 さすがに受け続けている人は減っているみたいですが。適判員の合格者は3名(100%)。法適合のみは約30%、構造設計のみは約26%とこちらは狭き門でした。そして申込区分I(全科目受講者)は825人受けて107人の修了と修了率13%でした。更に狭い門でした。全体では169人合格で16.1%の合格率だったそうです。申込区分Iには今回が初受験組も含まれていたはずで、若手にとっても厳しい門だった可能性があります(年齢別の発表があればいいのですが)。また東北地方は2名の合格と少なくやはり地域間の格差が大きいのかもしれません。
 問題は入手していませんが、概要を見る限りやはり各分野詳しく知っていないとつらいです。記述式は木造、杭、柱脚などRCのみの設計者には若干不利かもとも思われる出題でした。やはり幅広く知らないと、というより試験対策をしないと受かり得ない構成になっていますね。
 そろそろデータも出そろってきたので、有効な対策は講じ得るはずなのですが、構造設計一級建築士の受験者は30代以降であり、仕事も脂ののっている頃。激務で試験対策どころではない、というのが実情でしょうか?それでも勉強して・・・という努力が必要なのかもしれませんが、あまり実務と関わりの無い内容はいかがかと。例えば構造別に試験するとか、そういう工夫が必要かもしれません。木造の専門家、RC造の専門家などいろいろいますからね。幅広く勉強ができれば受かるようではスペシャリストが育たなくなる可能性がありますね。構造でも各構造毎に向き不向きがあります。面が好きな人、軸が得意な人・・・いろいろです。まあ試験制度にケチつけても仕方がないのですが。
 まあ各構造を知ってそこから・・・という考え方もあります。ただ30代のプロの建築士に試す内容なのかどうか・・・私にはわかりません。ただ性急に判断することではなく、もう少し長い目で見た方がいいのかもしれません。

作成者: しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。