仕事用のサーバーではなく、もう廃棄直前の内部用データNASが飛びました・・・。もう新サーバーに移行するだけという段階だったのでバックアップもなく大混乱でした。幸い全データを復旧できたのですが2日間大変でした。
 現在、私の事務所のバックアップは夜間自動バックアップを採用しています。事務所が閉じたあと、ファイルサーバーからバックアップサーバーに業務用ファイルはバックアップされます。ファイルサーバーはRAID1で運用しているので、安全性は高いのですが業務の安全のために実施しています。ちなみに作業中のファイルはクラウド上でもバックアップを取っていて、万が一会社が津波にのみ込まれていてしまっても・・・という事態には備えています。
 事故が起きたサーバーは、家庭用NASであり無防備でした。普段はUSBハードディスクに手動でバックアップを取ることがあったのですが、せいぜい一月に1回程度でした(実際あまり使わないし、使っているファイルはバックアップしてある)。こちらも事故後データ復旧の上、RAID1運用のサーバー(業務用と別)に移転しました。業務用と別にしているのは、写真やグラフィック、ビデオを使うので、同一サーバーだと速度や信頼性が落ちるからです。
 最後の家庭用NASが一台だけ残っています。これはデータ変換や一時ファイル、構造計算を作業する共有ディスクです。バックアップは構造計算データのみしております(他はなくなっても問題ないものだけです)。他のサーバーで重い作業をしている場合などこちらで行います。おそらく構造計算データが本サーバーに移行が完了したら、このディスクは完全に一時作業用になりそうです。
 まあ概要だけ書きましたが、それなりに安全とセキュリティを配慮した仕様にはなっています。ハードディスクは消耗品です。長くて2年を目処に交換していくつもりですが、業務状況によって難しいこともあります。今後も更にセキュリティと安全性を高めるために改良を続けていこうと思います。

投稿者 しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。