豪雨対策とバリアフリー

 道路から1階床の高さが低ければ低いほど、スロープは短くて済みます。そのため1階床高を意図的に下げてしまう設計を行うことがあります。もちろん敷地が広くて敷地内のスロープが長く取れるのであればそんなことしなくてもいいのかもしれませんが、実際は難しいですし、車いすで家の前まで来ているのに長いスロープを上がるのは苦痛でしかありません。
 しかし床高が低ければ床上浸水の可能性は高くなります。近年特にゲリラ豪雨などの心配をする方が多くなってきています。まあこれだけゲリラ豪雨が頻発しているわけですから、何らか対策はしておいたほうがいいに決まっています。そうなると床高の設定は非常に迷います。床高を上げるというのは一番良い方法ではあるのですが、バリアフリー的には良くありません。それなら床を下げたまま水対策ができる方法を考える必要がありますね。たとえば玄関までは非常に低い床にして室内にレベル差を設けるとか。室内への移動に工夫が必要ですが対策がないわけではありません。
 何であれ、安易な方法で対応すると後々に禍根を残しますし、先のことを考えすぎては現在の快適さがなくなりますしコスト的にも不利になります。今年はそんな図面ばかり書いていますが、自分なりの答えがでたように感じます。

作成者: しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。