地下室の設計での疑問

 なぜか地下室や混構造の構造設計のお仕事が多い私の事務所。こちらは構造の専門だから意匠の方に意見しないほうがいいと感じているのですが、思った以上に何も考えていない設計が多いのにびっくりする。
 特に湿気対策や断熱対策。コンクリートは熱を通さないと思っている人がいたのは意外です。何も対策を講じなければ結露もひどいし、止水処理しなければ水が入ってくるかもしれない。排水は??ピットは??通風は・・・?地上と違った配慮が必要です。私の場合は、それを意匠の建築士の方々から様々なことを聞いて教わりましたし、過去のトラブルについても聞いているので、いくらこちらのお仕事が構造設計のみと聞いても、「かなり気になり」ます。
 断熱設計では地下から地上にあがる階段部分が一番難しいです。この部分は特に無配慮であるケースが多いです。床下からの熱や冷気を簡単に室内に侵入させすぎです。昔と違って商品的にも技術的にも対策を講じることは可能なんだから、少しは気を遣った方がいいのでは、と思うこと多々あります。対策したって地上のようにはいかないと思うのですし・・・。
 たまにQ値計算しているとそのあたりの現実と計算との乖離を感じます。まあ構造屋はQ値計算しなくてもいいわけだから、気にしなくていいのかな・・・。ちょっとだけ悩む今日この頃です。

作成者: しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。

2件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS:
     意匠屋は意匠のプロであって構造や省エネは知らなくてもなんら問題無いと言う変てこな無責任な概念が日本の住宅業界には蔓延してますよね。意匠+構造+省エネ+設備と言うカテゴリーは分業でありそのそれぞれが自分の分野以外に首を突っ込む必要は無い・・そしてQ値計算、仕様規定、構造で言うと壁量計算も出来ない一級建築士が大量に発生している。
     被害者は建主です。ウン千万と言うお金を支払いながら意匠屋さん(デザイン屋さん)に取り返しのつかない結露だらけでカビだらけのカッコ良いデザイン住宅を建てて貰う事になる。
     私は昨年~今年はエコポイント証明申請でてんてこまいだったんですが意外だったのは工務店や中小ハウスメーカーだけでは無く設計事務所からの仕事も結構あったことです。なんか残念な感じはありましたね。住宅設計を生業としているが、住宅設計の技術的な事には興味が無い人が多いようで、ためらいも無く設計事務所が外注の事務所に発注している。しかもQ値も仕様規定を満たす仕様を私が提供してもそれを満たせば心配不要ではなく満たした上でその使う断熱材や弱点など考慮の上、結露対策、熱橋対策など設計者なりの判断が必要なのに・・

  2. SECRET: 0
    PASS:
    sarutarouさん こんにちは!コメントありがとうございます。
    設計事務所が外注で設計事務所に出すって他の業界から見れば考えられないことだと思うのですが??改めて不思議な世界ですね。他業界からのトラバーユの私には理解できません・・・。

コメントは受け付けていません。