改訂版(パブコメ仕様)の耐震診断ソフトの改造(一般診断編)

 現時点ではパブコメですし、正式版ではないのですが、万が一早急に決まったときのことを考え、現行ソフトウェアで変更が簡単かどうかを検証しました。
 まず一般診断法。大きな部分では、壁強さ倍率が精密診断と同じkN/mで壁基準耐力という表記になり、和の最大は10kN/mとなりました。壁仕様不明の場合は2.0kN/mとして代用することができる。この部分はそれほど大きな問題はなさそうです。多雪区域の調整はそれなりに面倒ですが、我々の地域は大丈夫です(無責任)。耐震要素が変わっていますし、補強専用と診断専用がありますが、これも気をつければ問題ないレベルですねえ。問題は、柱頭柱脚の接合部の種類による耐力低減係数の取り扱いの仕方。耐力の数値の中間の場合、直線補間で算出するように変更されているので、ここはちょっと面倒です。その他の耐震要素も若干変わってきます。有開口壁長による算定も新たに加わりました。耐力要素の配置等による低減係数も変わってきています。あと、劣化低減係数の補強時の上限も定められました。
 そんなわけで、それなりに変更点が多く、注意が必要ですが大きな変更はありません。プログラマ的には、直線補間の部分程度で、案外簡単に修正は終わるかと思います。また現行プログラムであっても大部分は対応できるレベルです。係数がらみは正確に計算しようと思うと大変そうですが・・・。
 各耐震診断プログラムの開発者は既にこのパブコメを入手しているようです。彼らが正式に動き出すのは正式版が発行されてから。我々もそうです。どちらにしてもかなり先のことでしょうね。ただ勉強していくのは大事ですね。

作成者: しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。