住宅の設計は地域で変わると思うのですが・・・

 今回の東北の震災では一般的な大地震と異なり「津波」「原発」という二つのキーワードがかなりの部分を占めています。新潟県中越地震の「天然ダム」「孤立」といったキーワードがあり、阪神大震災では「火災」というキーワードがありました。しかし過去の地震では住宅の耐震性がクローズアップされることがおおかったのですが、今回は違います。おおむね住宅の耐震化が進んできたからでしょうか?
 それはともかく、地域によって目指す住宅の性能は異なります。わかりやすい例でいえば、北海道はより寒さや雪の対策をしなければならないし、沖縄ならシロアリや台風の対策などなど。それだけでなくもっと小さな地域でみれば、川沿いでは増水の対策、山では崖崩れなどの対策、主要幹線道路沿いでしたら、空気の対策や騒音の対策も重要です。このように住もうとする地域によって求められる性能は変わってきます。また何に価値を求めるか?は住人によって異なります。そのあたりを平準化してニーズというのに答えているのが住宅メーカーだったりします。でも価格的に高い。そんなわけで価格という要素を重要視すれば建売や安価なハウスビルダーも選択肢としてありです。
 しかし両社とも大量購入や多く建てなければスケールメリットは出ません。同じような仕様にしていかなければならず、個別対応には必ずしも向いているわけではありません。そんなわけで、個性的な地場ビルダーや設計事務所の出番です。やはり地場で活躍するには、その地域にあった住宅作りや、その建てる人の納得するように、きめ細やかなニーズに応えなければなりませんね。最近、そういうことを忘れかけている事務所や工務店をよく見かけますがもったいないですね。お客様やお客様候補はよく見ていますからね。