マイコンスカイセンサー

 果たしてこの名前を覚えている人はどれくらいいるでしょうか?って天文ファンなら「懐かしい!」と思うことでしょう。
 ハレー彗星が話題になった1986年よりちょっと前、私が天文を始めた頃(はい、小学生です)、望遠鏡メーカーのビクセンより発売された天体を自動導入できる画期的な望遠鏡専用のコンピューターでした。当時、パソコンは高価でありまだ仕事で使っている人も少ない時代、将来はコンピューターでいろんなことができるんだろうな!と思ってはいましたが、まさか天体の方向に望遠鏡が自動で向いてくれるものがあるなんて思いもしませんでした。当時の望遠鏡で星を導入するのは非常に難しく、手こずっていた私には夢のような機械でした。もっとも導入スピードは鬼のように遅いし、当時のスーパーポラリス赤道儀は小型軽量高性能でしたが、いかんせん丈夫ではありませんでした(私も持っていました)。そのスーパーポラリス赤道儀を使っているわけで、都会で使ってもあまり良くは見えないはずだと思っていました。
 私が天文に復活した2000年以降には、自動導入できる望遠鏡はたくさんでていました。私もETX90ECを持っています。驚いたことに高速導入できますし、極軸を合わせなくても良かったです。便利でしたが、すでにウインドウズ時代。逆にそのチープさがちょっと感動を薄めました。
 マイコンスカイセンサーみたいな心躍る商品がまたでてきて欲しいものです。たとえ実用的でなくても。タブレット型端末も悪くはないのですが、皆同じに見えてしまって。あの巨大なマイコンスカイセンサーを思い出すと、なんかとんがったものが見たくなります・・・。