N値計算の合理性と安全性

 木造のN値計算を教えてくれと言われることがある。今は本がいっぱい売っているので読めば良いのでは?と思う。しかし木造は設計者がいろんなことをやってくれていてN値計算の判断が難しい場合が多い。2階建て程度では判断に迷う場合は、大きめにつけておけばいいと思う。そこでいろいろな判断が入ったり検討が入るとせっかくの合理的な検討方法が、面倒になる。手を抜けというわけではない。N値計算で判断できることは限られているのです。ですからもし疑問に思うようなら構造計算を行えばいいのだ。N値計算で精密に・・・という考え方は適当ではないような気がします。そもそも階高があまり高くなりさえしなければ、N値計算の値は比較的安全側といえます。設計者がこの計算書を悪用して内周部に耐力壁を多様したりしなければ・・・。
 もっとも構造計算で正しい金物が算定されているか?は疑問です。ソフトを使っても入力できない形状も多いのです。またN値計算と同様の欠点も抱えているので、角にホールダウンが発生しない場合も出てきます。角は当然柱の踏み外しの可能性もあるので、適度に固定しておきたいものです。他にもいろいろ事例はあります。
 金物を計算書通り入れてくれ!との要望も多いのだが、私は上記理由から計算書を超えた金物を設定したり、引抜きがない部分にも金物を設定したりします。それを批判されることもあるのですが、やはり常識を持って設計していきたいものです。

N値計算の合理性と安全性」への3件のフィードバック

  1. 通りすがり

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    当然ご存知だとは思いますが、大きな金物になれば割裂破壊にも注意しなければ行けないのですよね、

    施工会社で意味不明で大きな金具を入れていて柱が持たないと思っとことあります。

  2. 通りすがり

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    当然ご存知だとは思いますが、大きな金物になれば割裂破壊にも注意しなければ行けないのですよね、

    施工会社で意味不明で大きな金具を入れていて柱が持たないと思っとことあります。

  3. なまあず

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    通りすがりさん こんばんわ。
    >当然ご存知だとは思いますが、大きな金物になれば割裂破壊にも注意しなければ行けないのですよね、
     大きな金物・・・は適切ではないと思います。小さくても割裂の危険が高い金物は結構あります・・・。

    >施工会社で意味不明で大きな金具を入れていて柱が持たないと思っとことあります。
     意味不明で非常に耐力が持つと言われている金物はかなり疑問を持ちますね。そこまで耐力があるのも不思議ですし、あっても大変ですし・・・。実際に計算のように引き抜きが発生しないことを願います・・・。

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