小売業は楽ではありません

 私は設計事務所だけでなくショップを運営しています。設計の同業者には「楽しているね」と「道楽だ」などといわれます。笑って応えていますけど、実際は楽して稼げる商売などありません。
 インターネットで気軽にネットショップを開けるようになりましたが、儲かるかどうかは話は別です。設計などの技術職の人はどうしても小売を技術職と見ない傾向にありますが、実際はかなりの技術と努力が必要です。ネットショップは無料のところもあるので初期投資は少なくてすみます。しかし実際に買ってくれる人に周知することが非常に難しいです。在庫を抱えると経営を圧迫します。IT系などの商品は値崩れが激しいです。だからといって無在庫では、商品送付に時間がかかってしまいます。売れ筋商品がなければ、一気に経営が追い込まれます。ですからショップの方々はブログやツイッターを使って宣伝したり、売れる新商品開拓に余念がありません。また広告戦略や価格戦略も重要で、そう簡単にはいかないのです。
 私は、昔からショップを開くのが夢でした。様々な要因から設計の仕事をしていましたが、遠回りしてショップを持つことができました。幸せなことです。商品をとことん知って、お客様に納得して購入して欲しい、そんな気持ちで店に立っています。
 昨年は、努力が実ってショップの経営が事務所の経営を助けるという状況まで成長しました。しかし今年は苦戦しています。人員増とレジなどの設備投資が響いています。設計と違って仕入れが発生するので、売り上げ的には設計よりかなりあげないと利益が発生しません。両方やっていると利益の考え方の差異から頭が混乱しますね・・・。