
異形Sアンカーボルト M16×550 タナカ
木造住宅では、土台を据え付けるのにはA-40とか12ミリ径のアンカーボルトを使います。個人的には、ただ土台を押さえるのに大げさだと思いますが、規格化され、使い勝手も悪くないのでこれはこれでいいと思います。
ホールダウン金物などを、基礎と緊結するには、もっと強力なアンカーボルトが必要です。なぜなら1t以上の引抜きに耐えるという「使命」があるからです。よって16ミリ径のA-60以上を使います。しかし筋かいなどとの干渉から、普通はもう少し長いのを使います。重くて設置が難しいです。ちなみにA-60の表面はツルツルです。ここに凸凹がついていたら、もっと短くていいのかな?と素人でも考えます。
そこで上記のように異形鉄筋を使ったアンカーボルトも発売されています。埋込み長さが短くていいのでエコですし、施工性もいいです。何よりも25kNを超えるようなホールダウンの引抜きに耐えられるように、なっています。ちなみに35kNのホールダウンでは通常のアンカーボルトで対応すると埋込み長さが50センチを超えてしまいます!異形アンカーなら20センチでいいのです。
難点は、異形アンカーは高いこと。でも鉄の量は節約できますよね??価格面でメリットがなくても最終的にはエコになります。果たしてそういう理由で、全採用する施工店、メーカーがあるのか??興味深いです。
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はじめまして。「異型Sアンカーボルト」に関して調べていました。【フラット35S】の仕様でアンカーボルトの埋め込み長さが250mm以上を奨励しているようですが、私の依頼するハウスメーカーは
・フラット35仕様書→変更
異型Sアンカーボルト(株式会社タナカ)とし、埋め込み深さを200mmとする。
としていました。
施工性やエコ面はあるとのことですが、安全性とか耐久性の面ではどうなのでしょうか?もしご存知でした教えて下さい。よろしくお願いします。
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悩める施主さん こんにちは。
異形Sアンカーボルトとフラット35Sのアンカーボルトは違う物です。異形Sアンカーボルトは16mm径でホールダウン金物を止める物です。25センチと書いてある物は12mm径の土台を据え付けるアンカーボルトです。異形Sアンカーボルトは埋込み20センチでも通常のアンカーボルトより付着等がいいので、かなりの強度を発揮します(通常の16mm径よりかなり強いです)。まずは12ミリ系の話なのか16ミリ系の話なのか?確認してみたほうがいいでしょう。