木造住宅の木材

 好みなどだけでなく、実験データなどもありますが、結局は価格でしわ寄せの出る木造住宅の木材。樹種などでも優劣がありますが、ネット上ではホワイトウッド攻撃が激しく、最近は減ってきていますね。個人的にも実験したことがありますが、土の上に置いたホワイトウッド集成も他の木材も思ったより傷みませんでした。それなりに乾燥し虫がよらなかったからだと思います。思うに、現在の木造住宅にホワイトウッドが多様されてから日が浅いので、この件が検証されるのはまだ先になりそうです。耐震診断などを行っていても、理屈や知識では考えられないことが結構発生しています。それは良い方にも悪い方にもです。環境やメンテナンスで大きく変わることが予想されます。木材なのだから、どんなマイナス点もないものはありません。決して腐らない、シロアリ等の被害を受けないものなどありません。
 私的に、木造住宅を設計する場合に選ぶのは次の組み合わせです。

・土台・・・米ヒバ
・柱・・・スギ
・梁・・・RW集成材、米松
・二次部材・・・スギ

 です。最良というより、入手性と価格のバランスです。3階建てだと柱はヒノキかヒバかカナダツガになります。柱にはホワイトウッド集成材を使うこともあります。自分から指定はしませんが、プレカットとの相性も悪くないし狂いも少ないので、悪いことばかりではありません。
 もっとも樹種よりも、いかに良い環境を保つか?が大事だと思っています。まあ建物の建つ環境はバラバラなので、個別対応も非常に難しいのですが。また工法による差も大きいです。昔からの国産材も、現在の気密的な建物にあうか?これも長年の検証作業が必要です。
 木は生きていることが重要です。ですから虫が食べること、腐朽することは仕方がありません。薬剤で防ぐことが本当にいいのか?他の手段はないのか?また定期的に交換する方法はないのか?もう少し考えてみる必要性がありそうです。