個人が幅広く業務を行うメリット・デメリット

 構造のネタが多いので、私の事務所を構造事務所と勘違いしている方がいらっしゃいますが、実際は意匠・構造設計事務所であり、それに土地家屋調査士事務所とショップを併設している形をとっています。地元ではリフォームや耐震診断も行っており、今日もリフォームの打ち合わせが入っていたりもします。
 小さい事務所なので、個人の得意分野だけ、好きなものだけ、やっているわけにはいきません。なのでみんなは比較的幅広い分野をカバーするようになっています。逆に深く掘り下げて専門性を追求!というわけにはいきません。たとえば構造は、同僚MがS造・RC造・WRC造をメインとし、木造・混構造・RCとS造の耐震診断までカバーしています。私は構造は木造・2×4ですが、意匠、木造耐震診断、リフォーム、ショップ・・・etcとこっちも広めです。
 幅広いことは、メリットとデメリットを生み出します。メリットは専門馬鹿になりずらい、広い目でアドバイスができるなど。デメリットはどうしても中途半端になりやすい、業務が集中したときに一つの作業に集中しにくい、という点もあります。そろそろ私も自分の業務を絞らなければな!と考えるようになりました。広すぎるのは問題です。
 建築士は専業化へ進んでいるような気がします。昔は意匠・構造両方やっている建築士が多かったり、土地家屋調査士と建築士というダブルライセンスも見かけましたが、最近はあまり見かけませんね。それだけ一つの分野の専門であることが難しい時代になっています。ただ構造をやるにしても、意匠や設備の理解は必要だと思います。いかに専門性を高めつつ、周囲にも理解を広めるか?難しい問題です。