オーストラリア北東部の洪水

 オーストラリアは、干ばつのニュースが数年前には騒がれていましたが、今は大規模な洪水被害が非常に深刻になっているようです。ニュースなどでも連日伝えられていますが、死者10名、行方不明者78名(産経新聞1月12日)となっています。このまま降り続けると上流のダム崩壊の可能性まであるという。ちなみに昨年末からつづく大雨による浸水地域は「ドイツとフランスを合わせた広さ(ぶらい州首相)」というくらい広大で、家屋や工場だけでなく炭鉱も水浸しになっており、経済損失は日本円で約4100億円を超えると見られている。
 日本の異常気象も深刻になりつつあるが、諸外国に目を向ければさらにひどいところが多い。もちろん日本でも発生する可能性があります。日本の危機は地震や津波だけではありませんから。いくら整備されているとはいえ、自然の脅威は人間の想像を遙かに上回るものです。
 ちなみに2010年の全世界の自然災害の死者は約29万5千人だそうです(ドイツのミュンヘン再保険の年次報告より)。1980年以降では、これは1983年の約30万人に次ぐ犠牲者数だといいます。日本も景気や雇用の問題に気をとられすぎ、災害対策を疎かにすると大変なことになるかもしれません。視点は広範囲にする必要性があると思います。

(産経新聞1月4,12日)