似たようなシステムで似ていない

 先ほど福井コンピュータの「TREND NET 2011(以下TREND」を紹介したのだが、ちょっと似ている商品?と思われていた建築ピボットの「業務実績データベースシステム(以下業務実績)」と中身を比較してみました。あくまで現時点で出てきてる「表面的な」情報のみですが。
 まず運用携帯。TRENDが外部サーバーで完全にクラウドとして運用するのに対し、業務実績は、社内サーバーを必要としている点。流行と利便性と運用のしやすさではクラウドだが、社内にサーバーを持っている会社でセキュリティを重視するなら社内サーバーという選択も悪くはない。ただサーバーはWindows Server2003/2008でCPUもXeon以上とそれなりに敷居方高いし選択肢も狭い。
 機能面では、カタログ上では業務実績が法的書類の管理に重きを置いているのに対し、TRENDは顧客管理や実際の管理に重きを置いているように見えます。どちらもCRMという分野の商品に該当するのでしょうけど、TRENDは住宅メーカー、業務実績は組織系設計事務所を対象に作られているように感じます。このあたりは実際に触ってみないとなんともいえませんが・・・。
 価格面では、業務実績が初期費用が10名程度で約20万円、TRENDも約20万円程度。2年目以降は業務実績のほうが安価気味だが人数によってはTRENDが有利だ。しかもTRENDのほうは文書保管料(15年)20000円か、住宅履歴保管料(30年)が50000円ほどかかる。果たしてそれまで会社が残っているか?(履歴情報は公的機関に保存とはいえ、それだけの金額を前払いしなければならないし、システムがそれまで存在するかも不安要素)など不安要素もありますが、お客様に安心感を与えるシステムとしては訴求効果は高いでしょう。どちらの商品も複数人数での運用が考えられており、一人事務所や小規模な設計事務所には無縁そうな商品です。
 ただ、一人事務所や小規模な設計事務所でもこのような管理は今後必要になってきそうです。ACCESSを使ったスタンドアロンなシステムや、オープンソースを活用したシステムなど個人でも使えそうなシステムが今後開発されてくると思います。

作成者: しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。