BUSとかSSって?

 はい。このブログは雑多のものを取り扱っているのですが、かなりマニアックな内容も含んでいるので一般の方にはとっつきにくい印象があると思います。というより文章が下手な私のブログに、毎日400人も見に来てくれるのに全然文章が上達していないし役に立たない内容で申し訳ない限り。でも頑張って書いているので見捨てないでくださいね。
 さて、表題の件。たまに聞かれます。バスとエスエスを比較しているけどSSってどんな乗り物?明らかにBUSを乗り物と勘違いしています。
 BUSとは株式会社構造システムのS造・RC造の構造計算ソフトです。現在はBUS-5という名前で販売されています。ちなみにSSとはユニオンシステム株式会社のS造・RC造の構造計算ソフトです。現在はSS3という名前で販売されていますね。どちらもシェアが高く、業界内では有名です。どちらも100万円以上するプロ向けのソフトであり、年間の保守料も馬鹿高いことで有名です。そのかわりサポートもきちんとしていますし、機能アップにも余念がありません。何よりもシェアが高く、役所や民間確認機関の審査員も見慣れているので審査もスムーズにいくことが多いです。私も構造計算事務所で使う主力の構造計算ソフトはこの二つのうちどちらかを勧めています。
 のわりに、当事務所で使っているのはACE許容(東京デンコー)やSEIN La CREA(NTTデータ)だったりします(一応使っているので宣伝しておきますね)。これは当事務所がひねくれ者だったりするわけではなく、購入時の使い勝手や価格、用途によります。ACE許容は計算結果をCAD化するのに優れており、非常に短時間に作図できます。スピーディな仕事をモットーとする小さい事務所にとって強い味方です。SEIN La CREAは唯一の大臣認定ですし、鉄骨の計算に強いし使い勝手がいいから購入しています。ちなみにSirCADを購入すると相当パワーアップすることが知られていて、必需品とも言われています。
 どちらにしてもマニアックで通常の生活には絶対に関係してこないソフト達です。でもビルやマンションに住んだときに、そのようなソフトで設計されているんだな?と片隅にでも思い出して頂けたらうれしいですね。ついでに構造屋さんもお忘れなく!

作成者: しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。