「はやぶさ」人気に一言

 はい。故障を抱えながらも戻ってきた「はやぶさ」がたいそう人気である。打ち上げられたときは話題も少なかったのに・・・。天文ファンでロケットも人工衛星も大好きな私は「はやぶさ人気」にはちょっと疑問!というより不安に感じます。
 打ち上げられたときのことを覚えています。かなり期待していました。しかしあっさり故障。その後もトラブル続き。今思えば日本の国力も疑問視されて久しく、それを象徴するような衛星でした。
 それを驚異的な努力と運で回復し、計画よりかなり遅くなって帰ってきました。その努力と技術には敬意を表します。しかし他の衛星も含めてトラブルが多すぎるような気がします。もちろん未知への挑戦ということもあり、失敗があることも理解出来ます。しかしもう少し成功度を高めないと諸外国に対抗できません。もちろん予算の問題もあると思いますが、もし日本が宇宙開発に力を入れていこうというなら、もっともっとお金を投入しなければならないと思います。果たしてこの人気で次作にも期待が大きくなっているようですが、日本の世論はどうなのだろうか?と感じます。
 インタビューで日本の技術に誇り!という言葉も出てきました。しかし打ち上げた時代からかなり時間が経っています。果たして今の日本と同等と考えていいのだろうか?という疑問。もちろんもっともっと頑張ってそうなればいいのですが。技術力の低下も囁かれている現在、技術に興味を持って貰うことは非常にいいことだと思います。しかし現状把握も大切です。技術を磨くには学問と努力が必要です。もちろんお金も必要でしょう。
 今回のはやぶさ人気で、一番喜ばしかったのは「景気」「雇用」「年金」「少子化対策」といった現状での見えやすい問題点以外の部分にスポットが当たったことです。上記は問題点であって夢や希望を持つ対象ではありません。その点、はやぶさ人気は間接的ながら日本の将来について考えるいい題材でしたし、日本がこれから一番力をいれなければならない要素の一つである「技術力」にスポットがあたったことは非常に良かったです。これに刺激され子供達が夢を見て、よい技術者に成長していってくれたらな、と思います。