本日、正式にHOUSE-4Gの発売(当日かよ!)の知らせが来ました。そのFAXとほぼ同時に東京デンコーのキャンペーンのFAXが入っていました。
 「長住郎2」は、長期優良住宅制度に対応した、木造用のソフトです。対象としてはHOUSE-4Gと同じですが、大幅に高機能です。価格も倍以上(定価262500円、年間メンテ代15750円)しますが。このソフトのすごいところは、在来軸組工法だけでなく枠組壁工法の長期優良住宅に対応している点!!!本当ですか?って感じです。当然壁量計算や金物計算、横架材や基礎の計算、軸力の計算、省エネルギーの計算などもできるようです。梁は幅だけ指定すればせいは自動で計算してくれます。なぜか基礎反力図なども出力出来ます。さすがにここまで幅広い対応しているソフトは他に見たことがありませんねえ。似ていてひどいものは見たことがありますが。デンコーユーザーとしては非常に欲しいのですが、不景気でソフト購入費用が大幅にカットされていて社長といえども手が出せません!
 「木三郎3」は木造軸組工法の構造計算ソフト。構造システムのHOUSE-ST1や木造舎のkizukuriなどと同分野のソフトです。珍しい平面斜め壁に対応(他にはStrdesignが対応している)、複合屋根形状への対応(大屋根、高さの違う屋根、複数の寄せ棟等)、構造図のCAD出力機能など、高機能な構造計算ソフトです。3になって、新グレー本の標準設計法だけでなく詳細設計の鉛直構面(大壁、真壁)にも対応しました!
 構造計算ソフト会社のなかでは老舗の東京デンコーですが、最近はユニークで高機能なソフトが増えてきて動向が見逃せませんね。

投稿者 しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。