構造用合板の耐久性で悩む

 施工業者の方から構造用合板の耐久性について経験談からいろいろとお話しくださります。私の周囲の施工業者さんの多くは、構造用合板の耐久性に非常に疑問に思っているようです。私も同様ですが、耐震診断のときに、思いっきり劣化しまくっている合板と、古いのに比較的良い状態で維持されている合板、また合板は大丈夫なのに釘がだめになっている状態、など様々なケースが散見され、私も迷うところです。しかも製法は今と昔では違います。床などは厚物が増えて、耐久性が上がるのでは?と思う反面、シックハウスなどで使える接着剤の制限が増えたぶん、逆に耐久性が下がるのでは?という可能性もあります。まあ、現在の合板の耐久性はおそらく、そう遠くない時期に判断できる材料が揃うと思います。日頃、構造計算では構造用合板を当たり前のように指定していますが、そろそろ材料の耐久性も頭に入れながら設計しなければならない時代がきそうです。
 何しろ、保存状態が良ければ、それなりにもつ!というのは構造設計時には不確定な事象です。施工の精度、住む人の住み方、メンテナンス、立地・・・様々な要素が絡み合って結果が出てきます。だから予想は非常に難しいのです。