情報格差

 情報化社会といわれるようになってから久しいです。何が何でも最先端の情報を!というのもどうかと思いますが、自分の仕事の分野に関しての変化や移り変わりなどは理解しておきたいものです。
 建築の世界も同様です。激しい法律の変化や環境の変化についていくのは難しい事ですが、仕事をやる=プロである以上、ついていかなければなりません。しかしながら建築士の中にはいまだ一昨年の建築基準法の改正を知らない方もいれば、建設業者で瑕疵担保や長期優良住宅を知らない方が結構いることに驚きます。また正確な知識を持ち合わせていない方もいらっしゃいます。「木造2階建ては構造計算が必要になったからお願いしたい」(今のところは義務化されていません。4号建物は構造計算をしなくてもいいのです)、とか「長期優良住宅は200年も住宅が持つと国は本当に考えているのか?」(もちろんもたないので修繕計画も含めて認定します)とか、様々です。私の場合ブログをやっていたりショップをやっているので、何気なしに聞きに来る方がいらっしゃいますが、プロならあらかじめ最低限のことを自分で調べてから来て欲しいと感じます。最近でも住宅瑕疵担保履行法のことを聞きにきた施工業者の方がいらっしゃいますが、この法律は設計事務所が対象ではなく施工業者対象です。だから設計事務所に説明を求めること自体が合理的ではないと思うのですが、そう説明しても納得してもらえませんでした。講習会などもたくさん実施されているので、そういうものに是非参加して勉強して欲しいところです。
 インターネットが普及し、必要な情報がネットで入手出来る反面、情報があふれネットを使えない人や、人的ネットワークが薄い方は、情報が逆に不足する状態が広がったなと、最近つくづく感じます。私も仕事のウェイトで情報入手の時間が非常に大きいのも事実です。努力しないと情報量が少なくなり不安に覚える事も多いです。講習会や同業者の団体への加盟などの参加費用も馬鹿にはなりませんし、結構大変です。でもプロである以上、必要な経費と努力だと思っています。そうはいってもなかなか至らないのが現実ですが・・・。