昨日の続き(梁の断面欠損)

 梁の欠損による有効断面積の算定について昨日書きましたが、そのツールで計算したものを表化し、使いやすくグルーピングしました。で、実用性を試すために現行のkizukuriで試験。やはりせん断が厳しいですねえ。せん断の仕口の有効断面積は、切り欠きが圧縮側になる場合を除き、低減します。グレー本2008年版では、寸法例が出ていますが、大入れ蟻がけで約50%、通し柱の大きな断面で利用されるほぞ差し2段では25%程度(通し柱に大きな断面の梁をかけるのは危険?)になってしまいます・・・(入力の時は100から引く)。ってこれ計算あっているのかな??まあ入力は50%を指定して通し柱だけ別途検討することにします。
 断面係数は、いろいろやってみたけど、kizukuriの場合50%を指定しておいて、両方が大入れ蟻がけの場合75%を指定する・・・というケースが簡単かな?(人それぞれだと思います)。もちろん同寸の大入れなので、かなり不利側の計算なのですが、私の場合使う事が多いので仕方がありません。ちなみによく構造屋さんが使う(というより常識でしょうな)ワンサイズアップだと、多少改善されます。興味がある方は自分で計算してみてみましょう。
 断面2次モーメントはテキスト通り70~80%で大丈夫そうなので、30%を指定しておけば大丈夫そうです。小断面に柱を載せるのは危険そうです。私は以前から150以上でしたが、今後も柱を梁間に載せる場合は150以上から設計しようと思います。
 つまらない話ですが、副産物としていろいろ勉強になった部分があります。在来はやっぱり難しいなあ・・・。