2008年末に発売された木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2008年版)の講習会があったので行ってきました。場所は工学院大学。親の出身校であり新宿の一等地にあるのだが、私は一回も行ったことがなかったので楽しみでした。建物は工学系の大学のイメージ。そして予想通り講師は同大学の宮澤先生と東大の稲山先生。一日がかりの講習ですが、内容が膨大だったので心配でしたが、各先生とも要領よくお話しくださったので、わかりやすかったです。ただ改訂前のグレー本を完全に理解している人向けでした。周囲をみるとまったく理解してなさそうな人も多かったです。ただ、改訂前の本に比べてわかりやすくなったので非常に理解しやすくなりました。大筋ではあまり変わっていませんが、細かな部分が大分変わっていました。ソフトの対応状況も2月に対応できるというところから6月になるというところまでマチマチ。しかも適用範囲が広くなったので対応は限定的と思われます。本で解説されているところすべてに対応するのは難しいと思います。まあ法改正と違い、各確認機関も今のところ静観という感じなので、緩やかに切り替えられそうです。とりあえず不利側になる部分については私も次の物件から改訂版の内容に踏み込んで検討していこうと思います。