テレビで偉そうに話される地震学者に一言

 次第に、岩手・宮城内陸地震の状況が報道されるようになりました。山岳部を中心に甚大な被害が出ているようです。被災者の皆様にはお見舞い申し上げます。
 しかしテレビの専門家のコメントが非常に気になります。
 地震学者はその重要性とは裏腹に、非常にいい加減なコメントが目につきます。今回も確率が非常に低いところで発生したのに、重要性云々と言い訳に終始した某偉い教授などの発言は現地の被災した方々に非常に失礼でした。もちろん地震研究は未だ未知な部分も多く道半ばなのは理解しているつもりです。しかし地震があるごとにテレビに出てきて適当とも思える内容を偉そうに話すことだけはやめて欲しいです(もちろんきちんと話されている方もいらっしゃいます。現在の限界を踏まえた上で)。
 まあ、話す内容以前に不満もある。毎年のように発表される地震予測。外れて当然という態度なら発表しないで欲しい。特に近年、重点地域ではなく、他の地域での発生が目立つ。しかも発生してから、実は専門家の間では危険と言われていた、などという言い訳を聞くことが非常に多いです。外れるのは仕方がないのかもしれません。ならもう少し謙虚に研究して欲しいです。また専門家の間では、という内容があるなら、「それほど重要でない」などと断り書きしたうえで、とりあえず発表しておくというのはどうであろうか?今回の地域の確率0と発表していた予測も存在するそうである。その言い訳をするよりはよっぽどスマートだと思えるのだが。
 もっともこういった情報を悪用して営業する悪徳業者も多いので、なかなか難しいのかもしれません。「関東大震災はそろそろ起こる」などと営業している耐震業者は、まだまだいるのも事実です。地震に関してはよくわかっていないだけに難しいです。
 耐震性能など普段話している我々をあざ笑うがごとく、巨大な災害は我々人間の予想を上回る振る舞いをします。あの崩落したダムの付近に、どんな頑丈な家を建てたとしても今回は無意味だったでしょう。免震・制震の議論など吹き飛びます。ですから予想ができる範囲の対策にとどめるというのも、対策としてはありなのかもしれません。やたら耐震等級3や耐震性能をアピールしている住宅メーカーやハウスビルダーさん、マンションデベロッパーさんに問いたい。あの地震や中国の地震でも大丈夫だと自信を持っていえますか?
 もちろん、大丈夫なように努力することが重要です。そのために国は耐震設計に必要な情報をもっと公開してほしいものです。