災害に備えるのは無駄?

 最近、建築関連の災害対策といえば耐震対策に偏っている気がします。私も構造計算をやっている都合上、耐震関連ばかりの勉強をしているが、実際のところどうなのだろうか?
 自然災害で、最近注目を浴びているのは、突風、大雨、台風、竜巻といったところ。地震に対しては注目度が落ちてきている。緊急地震速報も「使えない?」との情報が出てきていますが、それほど大きなニュースにはなっていない。ただ、世界的な大都市東京には、もう長いこと巨大災害が発生していない。これは過去の歴史を紐解いても、かなり長い時間だと思われれる。自然災害ではないが、戦争(太平洋戦争等)などもあるので、案外人間って平和な時代だけで一生を終えることは非常に難しいように感じます。
 それを考えると、どの災害も確率的には起こりえるわけで、災害に備えるといっても難しい時代になってしまったと感じます。しかも、一つの災害だけが起こるとは決まっておらず、複合する可能性もないわけではない。例えば、台風の後の大地震、火山噴火と地震、などなど。
 でも、備えるにはどんな手段も十分ではありません。いくら心配して備えても自然の力は人間の想像を超えることも多いです。じゃあ、準備をしないほうがいいのでは?と考える手もあります。しかし最低限のことは備えた方がいいのじゃないか?というのが定説です。
 その最低限!というのが難しい。住んでいる地域、生活スタイル、家族構成などなど様々な要因によって、変わってくるからだ。ただ、ここ数年で一気にその備える内容が変わってきたと感じています。私も5年前とガラリと変えましたし、今後更に変えるつもりです。
 皆さんも過去の災害への備えをもう一度考え直してください。阪神大震災の頃とはもう生活スタイルがかなり変わっていることに気がつくはずです。時代は常に動いていますから・・・。