木造構造設計の現場で異変が起こっている。
旧来の構造計算である通称青本形式の構造計算が通らない役所が増えているらしい。
新たな計算方法であるグレー本が出ても東京では青本が普通に使われていました。神戸のように行政でグレー本を指定しているところ以外はどちらでも良い場合が多かったのです。
確かに青本は絶版で手に入れられない本なので、なくなるのは時間の問題でした。ただ最大シェアのソフトと思われるkizukuriが青本対応(グレー本にも対応しています)なので、なかなか青本の計算がなくならないのです。ただ改正建築基準法下では青本の計算ではやはり心許なく、私もグレー本方式の計算に移行しつつあります。
そこで、他の設計やさんにも協力を仰ぎ、この数年で青本形式で構造計算された木造構造計算書を300ほど集め、そこから類型化してグレー本方式で再計算を行い、どのような建物でどのような差が出てくるのかを確認する作業に入りました。検証に使うソフトはkizukuriではなくHOUSE-ST1とSTRDESIGNです。kizukuriを避けたのは他のソフトに慣れるためと、ソフトの差をどう考えるか私の中でも結論がついていないからです。昨日の実験でもなかなか結論がでなかったのです。馬鹿なことを・・・と思われるかもしれませんが、いろいろな方から質問を受けるのでやってみました。これは構造屋の仕事ではないかもしれません。しかし必要なことだと思っています。
旧来の構造計算である通称青本形式の構造計算が通らない役所が増えているらしい。
新たな計算方法であるグレー本が出ても東京では青本が普通に使われていました。神戸のように行政でグレー本を指定しているところ以外はどちらでも良い場合が多かったのです。
確かに青本は絶版で手に入れられない本なので、なくなるのは時間の問題でした。ただ最大シェアのソフトと思われるkizukuriが青本対応(グレー本にも対応しています)なので、なかなか青本の計算がなくならないのです。ただ改正建築基準法下では青本の計算ではやはり心許なく、私もグレー本方式の計算に移行しつつあります。
そこで、他の設計やさんにも協力を仰ぎ、この数年で青本形式で構造計算された木造構造計算書を300ほど集め、そこから類型化してグレー本方式で再計算を行い、どのような建物でどのような差が出てくるのかを確認する作業に入りました。検証に使うソフトはkizukuriではなくHOUSE-ST1とSTRDESIGNです。kizukuriを避けたのは他のソフトに慣れるためと、ソフトの差をどう考えるか私の中でも結論がついていないからです。昨日の実験でもなかなか結論がでなかったのです。馬鹿なことを・・・と思われるかもしれませんが、いろいろな方から質問を受けるのでやってみました。これは構造屋の仕事ではないかもしれません。しかし必要なことだと思っています。