某耐震診断ソフトがバージョンアップしたゾ

 耐震診断ソフトのHが久々のバージョンアップ。同ソフトは、初心者でもわかりやすい丁寧な作りと、美しい振動アニメーションでファンも多い。私も持っているが、実は耐震診断ソフトとしてはあまりお勧めしたくないソフトでした。過去のバージョンでもスペック上は他社ソフトを凌駕するのに使ってみると「・・・」という部分があったからです。つい最近まで床の剛性を各階毎に一つしか指定できず精密診断ソフトとしては?な仕様でした。確かに現在の診断法では床の剛性を細かく設定しても結果は代わり映えがしません。しかし床の剛性を上げるという作業を疎かにしては耐震補強は失格です。壁の倍率を上げれば、それ相応の床にしなければならないのは理論上明らか。その補強設計ができないソフトは使いたく無かった(これは各個人毎に考えが違うかもしれませんが、あくまで私の意見です)。ソフト会社にも改善要望を送っていました。しかし、今回のバージョンでようやく改善されました。使い勝手は良くないが、入力と計算は問題ありません(多分)。目先の派手な部分の改良も良いけど、こういった基本的な部分の改善は非常に重要です。
 私は診断ソフトを多数併用しています。今回のバージョンアップで、本格的にHも耐震診断で利用しようかな?と思えるようになりました。まあ、今のところ本格的な耐震診断は安心精密診断2004(東京デンコー)が一番ですし、素早く診断するという意味ではHOUSE-DOC(建築ピボット)が一番と感じています。それぞれの利用比率は現在、1:2:7位ですが、今後変わってくるのか?今後も各社期待しています。