構造設計一級建築士はすぐに減少する?

 体調不良が続きスランプ気味。取引先も含め周囲に大分心配をおかけして申し訳ない思いでいっぱいです。人当たりの良さや対人交渉力の高さや解説能力の高さを評価される反面、自分自身は人と話すのは苦手だし人前にでるのもつらい(酒席は好きです)ので、そのギャップに苦しみます。大阪にいたときはそういうことが無かったので、最近でも関西系の人と話すと非常に落ち着きます。前はつらくなると大阪や京都に戻っていたのですが、最近はさすがにそんな時間はありません。復活までもう少しかかりそうです。

 さて、構造設計一級建築士の試験日程も決まってきましたが、某構造系掲示板で騒がしいようですがいろいろ問題があるようです。構造計算を専門にやっていた人で一級建築士を持っていない人は多いようです。また一級建築士を持っていて構造設計一級建築士の受験資格を持っている人のうち、若い人は非常に少ないようです。確かに私が知っている構造技術者で30~40代の人は結構少ないです。特に独立系の小さな事務所は。
 では、構造設計一級建築士になるには、現在分かっているデータから推測するとどれくらいかかるのでしょうか?
 まず建築系大学をでて構造事務所に就職して順調に一級建築士を卒業後二年で取得した場合、取得最低年齢は30歳程度となります。まあ20代の構造設計一級建築士はいないということになります。これは建築系専門学校の場合もほぼ同じです。では、建築系大学を卒業しなかった場合は?実務経験7年で二級建築士受験資格を得られます、二級合格後実務経験4年で一級建築士受験資格を得られます。次に構造設計一級建築士を取得する場合更に5年かかり単純に計算しても16年の実務経験と試験一発合格が求められます。私もこの部類に入ります。まあ私の場合構造で食べているわけではない(ショップの店長)ので、こんな困難なルートを選択するかわかりませんが(・・・)。社会人の場合、飛び道具としては建築系通信教育の大学を編入(他分野の大学卒の場合)で、2年ほどで卒業できます。その場合、一級受験までに2年、構造一級まで5年なので10年ほどで取得できます(今後通信制大学で受験資格を得られるかわかりません)。まあ目指す場合はこちらのほうが現実的ですが、私も少し知っていますが通信系大学って結構厳しいです(私は挫折済)。
 他分野からの参入も難しく、正規ルートでも取得が時間がかかり多難なので、制度が出来て数年はいいが、高年齢の構造設計一級建築士が引退すると制度が成り立たなくなるのは時間の問題でしょう。
 構造技術者で一級建築士を持っていない人が多いということは、大卒でなくても他分野からのトラバーユでも比較的学びやすい分野であることを示しています。建築卒の方は構造って難しいという先入観があるようですが、私のように文系(史学科出身)の人間だとそんなことはなくすんなり入ってこれました。もちろん資質もあるでしょうし、好き嫌いもあると思います。ただ遅かれ早かれ技術者不足が予想されるのだから、国ももう少し弾力的な運用を考えてくれてもいいと思います。