現在の建築確認

 国のミスにより、せっかくの改正建築基準法が悪法だと業界のイメージは固まったようです。まあ、これだけ混乱したのに、国土交通大臣官房審議官のO氏は「構造設計を理解していれば制度改正に追従できると想定」と未だに発言しているわけですから、国に期待はしません。この方だけが悪いわけではありませんが、もう少し影響を考えて発言して欲しいものです。
 実は私は改正建築基準法に結構期待していました。従来、役所や確認機関毎に非常に見解が違い、それに対応するのが難しかったのですが、国がそういうあいまいな箇所をルール化してくれると思ったからです。明確化されれば不公平もなくなると思ったのです。しかし実際は、更に見解の相違は広がり、安全証明書の印鑑の位置でもモメる始末。そんなのどこの役所でも一緒でしょ?と思われるかもしれませんが、すでに数パターン指摘され、直させられる始末。概要書のページ構成も確認検査機関毎に違い、表現方法も適当でしょ?いい加減この流れを断ち切って欲しい。正直、最近なれたこともあって、木造3階建ての構造計算レベルでは構造内容で指摘されることは非常に少ないです。しかし書式やら提出書類の有無やらわけのわからないローカルルールを適用されて苦しんでいます。指摘しているほうも、なんだか偉そうで気に食わない。言ってて苦しくないのだろうか?まあ上の指示なのかもしれないが。最近になっても廃業する建築士事務所が増えています。
 周囲を見渡せば、同じような事情が各業界見え隠れしています。別に建築業界に限ったことではありませんね。そう思って頑張るしかありませんな・・・。