<意匠担当(以下「意」)>
こうやってください。
<しろなまず(以下「し」)>
こんな危険な設計できん。
出来ると思っているのか?
<意>
でもお願いします。
<し>
今回これで安全だと思っているのか!
自分で考えてみろ
<意>
私構造計算やったことありません。
無理な要求をしてくる設計者さんたちは、自分で求めておいてこの通り最後は「構造計算できません」とか行ってくる。どう考えてもおかしい。構造計算は魔法ではない。ある程度の物量を保たないで設計すると過去の偽装事件のようになるか、欠陥住宅を作り出すだけだ。私は口が悪いのですぐ怒号を飛ばす。構造計算できるかできないかは問題ではない。プロとして設計していてお客に提案しているのだから、責任を持つのは当たり前。ある程度の判断力がない人間にプランを任すべきではない。しかし計算不能なプランを提案する意匠屋、建売屋、工務店は後を絶たない。
が、非常にうれしいこともある。最近、例によって私が怒号を飛ばしていた会社さんの担当者から上がってきた図面。珍しく非常に良い。プラン的にも面白いし構造的にも問題がない。そこで聞いてみたら「しろなまずさんなら必ず指摘しそうな部分は自分なりに考えてつぶしてみました」とうれしい回答。しかもお客に提案する前にこちらに相談してくれた。非常に感謝します。お互いのためにもお客のためにも非常に有益なことです。私のような至らない人間のいうことを聞いてくれて本当にうれしいです。より一層実力をつけて一生懸命要求に応えたいと思います。最近はこのようにお客提案前に相談してくる方が増えていますし、プランの変更要求が非常に少なくなってきています。その一方で上のような会話が耐えない業者さんもいらっしゃいます。怒鳴るのも疲れるし恨まれるかもしれないし傷つけるかもしれないので嫌なのだが住宅は購入した人の一生を背負う重要なものです。だから手抜きは許されませんし許しません。下請けの構造屋に初めて怒鳴られた方も多いと思いますが、良いものを作るためと思ってご容赦いただきたい。まあこんな時代だから敬遠されるでしょうけど、このスタイルを貫けるようがんばっていきます。