木造2階建てと構造設計一級建築士

 建築士法の来年12月の改正を控え(延期っぽいが)、いろいろな噂が流れています。木造2階建ての構造計算が必須になるとか真顔で言う方もいらっしゃいます(そうなるかもしれません)。そこで木造2階建ての構造に注目が集まっています。
 そもそも木造2階建だから構造検討しなくてもいいというのは間違えで、確認申請時に書類審査がないだけだったのです。そこを間違えて愚かな設計をしてしまう建築士の方もいらっしゃったようです。もっとも構造検討は、構造計算をする必要はなく、壁量計算や金物簡易検討やバランスの検討など簡易検討で良いとされていました。
 現在、来年の改正で木造2階建て(4号建物という)は、この簡易検討でよいという特例を廃止する、との見解が流れています。これが構造計算になるのか、もう少し高度な検討になるのかわかりません。ただ変わることは間違いないようです。そのため木構造を学ぼうという方も増えています。あとがどうなるかはともかく、木構造を学ぼうとする人が増えるのは喜ばしいことなので、国も学習環境を整えて欲しいものです。
 一部の予想で、建築士法改正で構造設計一級建築士(新設)を持っていると、木造2階建ての構造計算は免除できるとかかれています(本などでも紹介されています)。これをみて意匠の建築士の方に「どうやったら構造設計一級建築士をとれるの?」などと質問されることも増えています。不動産屋やハウスビルダーからも同様の質問がきます。でも構造設計一級建築士は実務経験5年以上、試験ありとハードルが高いのです。実務経験があるのであればあとは勉強次第ということなので、こちらも勉強のモチベーションアップにには良いでしょう。もっとも先が見えていないのは不安ではありますが・・・。
 私も来年はなまあず本舗の近年の研究成果を発表できると思います。日々の仕事だけでなく自分の研究を持つことが重要と常々思っています。小さなことでいいので始めてみると良いでしょう。

作成者: しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。