怒!

 耐震偽装事件や法改正の影響からか、木造二階建ての壁量計算やN値計算について尋ねられることが多くなりました(既出のネタです)。壁量計算は木造を設計している人なら、必ずやっているはずですし、N値計算(金物算出のための簡単な計算)は、平成12年に定められた方法なので、少なくとも平成12年以降に木造2階建ての設計をやったことのある建築士なら出来て当たり前・・・なのですが、実は意外に知らない人が多かったです。いや、この構造の重要性が叫ばれている現在でも出来ない人がいるのです。本当に驚きます。
 構造計算は特殊な分野です。しかし木造の壁量計算やN値計算は中学生でも簡単に出来る計算です。それをプロの建築士が出来ないなんて嘘でしょ?でも本当です。それを教えなければならないときは本当に涙がでます。「私は意匠の建築士なんだから出来なくて当たり前でしょ?」と開き直る方もいらっしゃいます。プロとしての意識が欠けすぎています。偽造の前に間違えている可能性があるのが心配です。最近でも堂々と「きちんと壁量計算しているのでチェックはいらないから」といってきた建築家の方がいましたが、お話にならないくらい間違えていました。がっかりして抗議しました。私のチェックが入っていないで申請していたらどうなっていたでしょうか?現在の建築基準法では、壁量計算やN値計算(もしくは告示や構造計算)は必須ではありますが、役所などではチェックしません(するところはあります)。だからといって適当にやっていいというわけではありませんねえ。
 こんな状況だから、資格系専門学校などでは壁量計算やN値計算の講座などが開かれたりもしています。正直情けないですね。なまあずでも壁量計算やN値計算の講座を構造トレインスクールで開催しようかと議題に上っています。まあ少しずつでも良い方向に向かってくれることを願っています。

 さて気分直しに
コメットシーカー
 欲しくて欲しくてたまらなかった「4インチ アルバン・クラーク コメットシーカー」のミニチュアを購入しました!覗けませんがきちんと望遠鏡のように動きます!飾っていてニコニコしています。仕事忙しくて星見れませんからねえ・・・。これを中心にもぐドームのミニチュアを作って展示しようと思います。

ドブソニアン
 こちらはついでに買ったドブソニアン反射望遠鏡のミニチュアです。ドブソニアン望遠鏡とは、安価に巨大望遠鏡をということを追求したものです。私のホワイティドブもこの種です。でもこのドブソニアンは格好いい。かなり大型のもののミニチュアですが、これも動きは非常にリアルです。

 今日は徹夜か・・・。まあいいや。

作成者: しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。