ドームの設計に思う

 天文用のドームの設計をしているが、なかなかうまくいかない。個人用なら出せる費用と使える時間、技術で自作するのは問題はありません。今回は事務所の「商品」としての試作品という意味合いがあるので大変です。良い設計ができても価格が高ければダメですし、安くできてもチープな印象では魅力がありません。設計事務所が作るのだから、ある意味洗練されていなければなりません。そもそもドームを作る意味は3点。一点は個人のドームをもつこと、二点は商品として販売すること、三点はドーム型のデザインを住宅設計に生かすことです。特に三点目は非常に重要です。大工さんと話していたのですが木造住宅においてドーム状の屋根を作ることは難しいが、もし可能なら取り入れていきたいとのこと。天文用に限らずドーム状の屋根が気軽に作れるようになれば設計事務所として武器になりますから。
 こんなことを書くと商売秘密を外に漏らすような気がするが、そんなことはありません。結構難しい技術な上、需要はとてつもなく低いですから商売と考えれば確実に赤字となる挑戦です。ドーム内の望遠鏡が未だ決まっていない今だからこそ、いろいろ考えてよいものを作ろうと思っています。