ユーザー(お客様)の身になるように・・・

 最近の日本は法律やら評判やらいろいろ大変です。ネット社会ですから風評も怖いです。我々もブログを書く際、その影響力を十分に考慮しなければなりません。
 しかし、最近はそれを理由に逃げることが多いような気がします。もちろん法令順守は必要ですし、大手企業ほどその傾向は強いような気がします。
 さて、確認申請で構造計算付きの建物の申請が非常に難しい状況なのはこのブログでも何回か紹介しています。こちらも必死に情報収集し、講習会に出て、勉強して、新しいソフトを購入し・・・と努力しています。お客様の要望に応えるべく、未完成・不十分な改正建築基準法の不備を役所や民間確認機関の担当者様と必死に打ち合わせて打開策を見つけようと頑張っています。最近は民間確認機関も役所も事の重大さに気づき一緒になって考えてくれます。
 しかし国の建築担当者は何を考えているのか?ここまで混乱になっていても十分な手を打ってくれない。責任を取ろうとも思わないのか?そちらの無謀な(おもにスケジュール面)法改正にただ従えばいいのか?
 さて、一方の当事者(被害者?)の構造計算ソフト会社。無謀なスケジュールとお客からの要望(早く対応してくれ)で大変だと思います。しかしその対応も分かれていて興味深い。まず多いのが国に睨まれるので、ひたすら対応を遅らせている会社。もうひとつは少しでも改善しようと、情報が不十分でも対応に積極的な会社。後者の会社の講習会は人もたくさん来て盛況なうえ、現状や最新の事例など丁寧に教えてくれました。ユーザーとの情報交換を常日頃から行っている成果でしょう。解決にはならないかもしれませんが、ユーザーと一緒に悩み進んでいこうという態度がうれしいです。先日、その前者の講習会に行ってきましたが、ひたすらひどいものでした。会社の名誉と売上ばかり考えている。サポート代金を高くとっているのにまともな対応すらできない。しかも講習でサポート契約するようにといっていたが、メリットも説明していない(メリットがないのでしょう)。有料の講習会なのに実が少ないものでした。確認申請にまともに対応していないのに、それを隠して更に販売しようとしている(販売を止めている会社もあるのに)。現在、我々が対応に苦慮している点に関してもさらりと流す。また今ネットで議論になっている内容なども、それを知らないのか、あっさり時代遅れのことを公言する。会社規模が大きくユーザーから距離が離れているのでしょうか?帰りがけに、そのソフトメーカーの名前が入ったグッズを配っていましたが、そんなものほしくありません。確かに会社規模が大きくなれば、迂闊に動けなくなることはわかります。しかしそのためにユーザーを欺くようでは今後が思いやられます。まあ法律が悪いと言えばそれまでですが。
 その講習の最後に「確認申請をだすな、ということですか?」と質問しましたら、ひたすら逃げの発言。「もう少し情報をくれ」といったら、何のことだか理解もできないようでした。我々は十分、情報公開をしている、とでもいいたそうでした。議論しても無駄だと思って帰りました。
 その会社を責める気はありません。こんな時代だから保身は重要です。ただユーザーはこんな時代だからこそ、企業をきちんと見ています。我々も思い当たることがないか?自戒の念をこめて改善を目指そうと思っています。