建築基準法改正一ヶ月・・・混乱

 建築基準法が改正され一ヶ月。非常に混乱した状況が業界全体で続いています。その間には情報錯誤などもあり、非常に不信感が高まっています。建築士の先生方と会うとその話ばかりです。また改正前と温度差があるのも気になります。初めは問題ない!といっていた民間確認機関がいきなり厳しい審査を始め、事実上「確認を通さない」民間確認機関もあります。まあ審査基準がわからず、実務上無理を要求している法律ですから仕方がありませんが。しかも罰則が強いのだから民間確認機関も慎重にならざる得ません。
 一方で、決めた国や行政の責任を問いたいです。我々設計者にミスを許さない、といっているのに、法令はミスだらけ。先に出していたものを平気で翻す。せっかく改正法に合わせようとしても信頼性が著しく低く、何も手の打ちようがありません。昨日も話題になっていましたが、国は小さい設計事務所をつぶしたいのでしょうか?確認申請が下りないということは、仕事が止まり建物が建てられないことを指します。つまり設計屋さんも収入が入ってこないことを意味します。これでは食べていけません。責任が大きくなっているのに収入も減って・・・更に入ってこなくなったらやっていられません。
 だいたい、審査する役所の担当者は建築士も持っていないし、建築の専門家でもありません。実務をわからない人のほうが多いです。審査も的を射ていない場合も多いです。勝手な解釈も多いです。信用できるはずがない。もちろん勉強していてきちんとした方もいます。それでも全体から見れば少ないでしょう。せめて民間にこれだけのことを要求するのだから、役人もそれなりの勉強と資格を持っていて欲しい。
 なにからなにまで法律などで制御しようとすることは、その国が末期に向かっている証拠であります。それは歴史が示しています。そうならないように、流れを変えて欲しい。選挙も近いですが政治家も国民も早く気がついて欲しいものです。