意匠設計って難しいよね

 新商品を搭載した住宅模型の製作中。といってもまだスケッチや図面の段階ですけど。私が本格的に意匠設計モデルを設計するのは実に2年ぶり。その頃とは異なり耐震性や住みやすさなど様々な要件を織り込めるようになった反面、モデルの作成は非常に時間がかかる。一つ解決すると一つ駄目になったり。このあたりは意匠設計をやっている意匠建築家とはノウハウが異なります。今回は仮想顧客の要望ということで作成していますが、実際はお客様あっての建築物。勝手がかなり違います。新商品の設計が決まっているので、いかにそれを活かすか?という部分が実は一番難しい。この新商品はビル等に載せると納まりがいいのですが、通常の木造住宅ともなるとすわりが悪く、派生商品との連携も難しい。矩計図を書いてみると納まらなかったり(素人丸出し)、梁のせいが大きすぎて設計変更を余儀なくされたり。
 いつも意匠の担当者には勝手に文句ばかりいっている私も、両方をやろうとするとまったくの力不足ですな。私の事務所では意匠設計をやれる人間が構造もできる場合でも必ず担当は分けます。そうでないと冷静に判断できないこともあるからです。そのぶんどちらかに集中できるので今のところは、この方式が合理的だと思います。反面社内なのに連携が取れなかったりと、ありえないようなトラブルも発生してしまうこともあるので、今後も研究が必要です。
 住宅模型は社内で一つづつ作成し、商工まつりでお客様にどれが良いか選んでもらうという、結構スリル感のある方法で展示します。同僚も方針を固めたようです。もう一人はまだ考え中ですが。小型模型になるのでその質感などの仕上げ方の研究は社内のデザイナーに任せています(なんか今は鉄道模型の塗装ばっかりやっているみたいですけど・・・)。
 今年は建築基準法の改正で、構造設計の仕事を事実上しばらく受注できません。他の条件もかさなり夏場は暇になりそうです。経営的には辛いですが、社内のレベルアップに当てられ色々試せるという意味では良いことだと思います。悪いほうばかりに考えずに、次のステップに進めるようにがんばってみようと思っています。